あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

モーリス・センダック著・神宮輝夫訳「まよなかのだいどころ」を読んで 

2019-05-07 13:05:59 | Weblog


照る日曇る日第1250回



「かいじゅうたちのいるところ」の評判が思いがけず良かったので、センダック選手が腕によりをかけて、ウンウン言いながらひねり出した次回作だが、ちっとも面白くない。

前回はいうわば自然発生的に物語が生まれたのだが、今回はもう無理やりに頭で造作したものだから、こんなに詰まらんものが出来てしまったのだ。出来たもんはしょうがないが、卑しくも物作りをするほどのひとは、他山の石として心すべきことじゃろうね。



  汗だくで立派な主張を盛り込めど疾く腐りゆく私の時事詠 蝶人

コメント
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