闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2060~64
1)ジョン・カラン監督の「ストーン」
定年間近な朴念仁の刑務官のデ・ニーロがえろっぽい人妻の魅力に陥落していくあたりが見どころでしょうか。
2)フランク・ダラボン監督の「ショーシャンクの空に」
無実の銀行員ティム・ロビンスの脱獄物語だが、最後にハッピーエンドになるところが素晴らしい。タイトルは原題の「刑務所のリタ・ヘイワース」に戻してほしい。
3)ロバート・ロレンツ監督の「人生の特等席」
大リーグのスカウトマンを長年にわたって務めてきたクリント・イーストウッドと娘の人情講談噺ずら。
4)テレンス・マリック監督の「ボヤージュ・オブ・タイム」
宇宙の誕生と死をテーマに40年以上の歳月をかけて完成されたそうだが、きわめて冗長にして退屈なドキュメンタリー映画なり。かのキューブリックの「2001年宇宙の旅」の猿が出てくる冒頭の短い映像にも遠く及ばない駄作ずら。
5)陳凱歌監督の「キリング・ミー・ソフトリー」
陳凱歌とも思えない下らない映画ずら。ジョセフ・ファインズも、ヘザー・グラハムも好きになれない。
「自粛せよ食べられなくて窮する者は死んでしまえ」と君は言うなり 蝶人