闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2373~82
1)トニー・スコット監督の「トップ・ガン」
昔懐かしトム・クルーズとケリー・マクギリスの1986年の恋物語だが1機3000万ドルのF14戦闘機の戦闘シーンが迫力がある。
2)ジーン・ネグレスコ監督の「百万長者と結婚する方法」
ラストのどんでんがえしにはずっこけるけど、モンロー、グレイブルはともかくローレン・バコールなんかが百万長者と結婚するとは誰も思わないだろう。1953年のコメデイ。
3)ジャン・コクトー監督の「美女と野獣」
1946年の製作であるが原作とはかなり違っていて、最後ジョン・マレーがデイアナに矢を射られた途端に野獣が王子に変身するのかさっぱり分からない。ヒロインのジョゼット・デイは綺麗。
4)ロバート・ゼメキス監督の「マリアンヌ」
スパイ夫婦のブラッド・ピット、マリオン・コチャールを巡る2016年の悲劇映画だが、ゼメキスのエグさと受けを狙いすぎた脚本が無理筋でリアリティがない。
5)ジェイムズ・ホエール監督の「フランケンシュタイン」
1931年の映画であるが原作とは違って最後は風車小屋で焼け死んでしまうフランケンシュタイン。しかしこの時点ではその名は発明者の名であって、まだ怪物の名前ではなかった。
6)ジョン・クロキダス監督の「キル・ユア・ダーリン」
コロンビア大学の学生、詩人アレン・ギンズバーグを巡ってケルアック、バロウズなどが入り乱れる青春文学同性愛殺人事件物語。それにしても殺人者ルシアンはなんで死刑にならなかったのか不思議ずら。
7)セシル・B・デミル監督の「平原児」
西部のガンマン、ワイルド・ビル・ヒコック(ゲイリー・クーパー)と怪女史カラミティ・ジェーン(ジーン・アーサー)の恋を軸にしてリンカーン暗殺後の西部開拓や武器密輸の陰謀、インデイアンとの戦い、カスター将軍と第7騎兵隊の全滅事件などを盛り沢山に描く1936年の大作だが、油断大敵、ラストでヒーローが射殺される。
8)アレクサンダー・コルダ監督の「美女ありき」
史上有名な英国海軍の英雄、ネルソン提督(ローレンス・オリヴィエ)と謎の美女(ヴィヴィアン・リー)の浮気話を純愛物語として描く1941年の名作ずら。いかにも映画的な波乱万丈の題材を2人が熱演している。
9)シェリー・ハーマン監督の「デザート・フラワー」
ソマリア人モデル、ワリサ・ディリーの2009年の伝記映画。3才の時に性器切除された女性が倫敦に逃れてきて世界的なモデルになるまでの波乱万丈の物語。いまでも1日6千人の女性が被害に遭っていると聞くと慄然とする。
10)セシル・B・デミル監督の「地上最大のショウ」
1952年製作の長大なサーカス物語。虎あり象ありピエロ、ダンス、空中ブランコ、加えてベティ・ハットン、コーネル・ワイルドが絡む三つ巴の宿命の恋あり。これだけ規模が大きいと団長チャールトン・ヘストンも大変。突然の列車事故にもめげずによくも再建できたもんだ。
「感染などなかったことにしてたんだ」「だから東京で強盗続ける」 蝶人