あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2020年蝶人霜月映画劇場

2020-11-21 12:57:34 | Weblog

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2353~62

1)ラオール・ウォルシュ監督の「遠い太鼓」
1951年のゲイリー・クーパー主演映画。1840年にフロリダ・インデイアンと戦った米兵の物語だが、クーパーが毒蛇を掴みあげたりする。ヒロインのマリ・アルドンがいまいち、いまに、いまさんずら。
2)アーサー・ルービン監督の「ニューオリンズ」
ニューオーリンズ生まれのジャズの発展を描く1947年の音楽映画。ルイ・アームストロング、ビリー・ホリディ、ウディ・ハーマンなどの生演奏が圧倒的に素晴らしい。
3)ドン・シーゲル監督の「抜き射ち二丁拳銃」
二丁拳銃のオーディ・マーフィが大活躍する1952年の面白い西部劇。悪女役のスーザン・キャボットがいきているが、彼女は不幸な最期を遂げた。
4)シャリ・スプリンガー・バーマン監督の「私がクマにキレた理由」
マンハッタンのセレブの子守役をスカーレット・ヨハンセンが演じる2007年の典型的なハリウッド映画。なんでこんな下らん苦労を買って出たのかと観客もあきれ顔ずら。
5)キング・ヴィダー監督の「白昼の決闘」
グレゴリー・ペックとジョゼフ・コットンがジェニファー・ジョーンズを争う1946年の兄弟骨肉劇ずら。悪役ペックはいつも凄味がある。
6)スエファニー・アルゲリッチ監督の「アルゲリッチ、私こそ、音楽」
娘が演出した母アルゲリッチのドキュメンタリー映画。あんまりいい出来栄えではないが、偉大なピアニストの家族関係などを知って驚くこともあった。彼女がシャルル・デュトワと子供を作ったことは知っていたが、コヴァセービッチや中国系の人との子供がいたり、ミシェル・ベロフと付き合っていたとは知らなかったなあ。
7)フランク・キャプラ監督の「群衆」
1941年の無声映画。夫婦仲がこじれ、妻に罵られた夫が飛び降りしようとして果たせず、息子に慰められて生きる勇気を取り戻し、実家に戻るのをやめた妻と3人で喜劇映画に興ずるラストで映し出される「大群衆」のカットが素晴らしい!さすがキャプラだ。
8)ジャン=ポール・ラブノー監督の「うず潮」
ドヌーブとモンタンの1975年の恋物語であるが、悪魔のような最低男と結婚に踏み切ったり、大事な船を沈めてしまうような阿呆馬鹿女になんでモンタンが惚れてしまうのかさっぱり理解できないずら。
9)ジャック・ベッケル監督の「モンパルナスの灯」
ジェラール・フィリップが画家モディリアーニの生涯を演じる1958年の伝記映画であるが、その周辺にアヌーク・エーメなどの美女が遥曵する。
10ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「アリス」
「不思議な国のアリス」をチエコの人形劇と融合させた1988年の夢幻劇映画。ユーモアとウイットがあってなかなか楽しめます。


   旅行より命が大事 強盗キャンペーンを即中止せよ 蝶人
コメント
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