狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第375回
○新入社員歓迎会/幹事のあいさつ
みなさん、今日は。営業3課の河口です。*1
今日は朝から大変お疲れ様でした。会長、社長、専務、常務、本部長、部長、課長、係長と、当社のオールスターが綺羅星のごとく登場してみんな偉そうに次々に勝手なことを喋るもんだから、さぞやびっくりされたことでしょう。
大丈夫です。あれは年に一度の大パフォーマンス。あれでスピーチするほうも結構緊張しちゃうんだよね。私も経験があります。
でも、会社というところは、最初に一発、ビシーとキツーイのをかませとかないと、新入社員に対して示しがつかないからね。*2
ほらよくいうでしょ。はじめちょろちょろ、なかパッパ。だんだん良く鳴る社長の太鼓。明日になれば皆さんもすぐ分かります。わが社がいかにかっこつけず、アットホームで、親切で、社員ひとりひとりの個性を大事にしてくれるかが。どこに配属されてもみなさんを暖かく受け入れて手捕り足取り懇切丁寧に指導してくれるかが。
さあ今夜は心置きなくエンジョイしちゃってください。
○アドバイス
*1会社生活のスタートを切ったばかりの新人にとって、毎日が緊張の連続である。そんな中で「歓迎会」は、彼らにのしかかる重いストレスを一時的にでも取り除く絶好の機会だ。
*2彼らをリラックスさせ、親切で暖かい先輩としての印象を演出するスピーチを。自分が新人の頃を思い出そう。
「米中はますますいがみ合うんだって」「そんなこたあどうでもええやん」 蝶人