狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第376回
○新入社員歓迎会/部長のあいさつ
皆さん今晩は。部長の吉田です。
先ほどから元気そうな皆さんの顔を眺めていますと、10年前、僕がこの会社の門をくぐった時のことを思い出しました。
その時、わが社の売上は現在の10分の1、社員数もわずか50名でした。世界一水が豊かできれいなこの国のいったい誰がペットボトルに詰めた飲料水を飲むんだろうと、内心半信半疑でした。いやはっきり言って、自分自身こんな会社1年でつぶれてしまうだろうと思っていました。
ところがどうですか皆さん。このマーケットはあっという間に国民のおよそ9割が年平均8.6リットルを消費する成長産業になってしまいました。
私が今夜皆さんに3つ申し上げたい。1つは、ビジネスは誰にも信じられないことが起こる、ということです。第2は、ビジネスでは自分を信じて進んでよい部分と、自分に依存してはいけない部分の両面があるということです。そして、最後に、だからビジネスは面白いということです。明日から僕らと共にその面白いビジネスをやりましょう!
○アドバイス
1)一日も早く組織の一員、強力な戦力として参加してもらうためには、歓迎会といえどもフルに活用しなければもったいない。
2)ベテランはとかく昔は良かったという自慢話に陥りがち。社史をひもとけば現代っ子にも新鮮に響く格好の話題が転がっているはず。
ビルマでは軍部が民を殺しているが何もしないでおらっちは寝てる 蝶人