蝶人物見遊山記第379回&鎌倉ちょっと不思議な物語第459回
毎年この季節、すなわち梅は咲いたが桜はまだあ、という頃合いになると、国宝館で開催される超マンネリのお雛様展。
3月3日の桃の節句にテレビなどで紹介される新出来の変わり雛とは違って、ここに並んでいるのは江戸時代の古式豊かなコレクション。その大半が豪農や豪商が愛玩してきた一品で、私の大好きな大ぶりの享保雛を眺めていると時の経つのを忘れます。
でもこんなんのに真夜中に出会ったら、相当怖い思いをするのではないかしら。
なお当展は、来る4月14日まで華やかに開催されております。
指導力なき宰相がかって出る前代未聞の猿芝居を見よ 蝶人