闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3539~43
1)イヴ・アレグレ監督の「狂熱の孤独」
コレラが猖獗を極めるメキシコの僻地で酒浸りの元医師ジェラール・フィリップと夫に死なれた孤独なミシェル・モルガンが愛を見出す1953年の異色作。秀作ではあるが、このメキシコロケが稀代の色男の寿命を縮めた。
2)ルーベン・マムリーアン監督の「喝采」
1928年のショービジネスに生きる親子の喜怒哀楽物語。トーキー映画初の移動撮影に成功。
3)カール・ドライヤー監督の「「裁きは終わりぬ」
恋人の依頼に応じて嘱託殺人の罪を犯した女性を裁く7人の裁判員を描く、1949年の法廷劇。
4)ジョン・ファーロウ監督の「夜は千の眼を持つ」
1941年のミステリー映画。謎の奇術師エドワード・ロビンソンの予言が当たりに当たる。
5)リュ・スンワン監督の「モガディシュ」
ソマリアの首都から余儀なく共に脱出する南北朝鮮大使館の人々。ナイロビ空港での別れが感動を呼ぶ2021年の韓国映画なり。この映画に限らず総じて韓国映画は面白く、本邦のそれはつまらない。
ガザの人ラファの人には何もせず裏金作りに励む政治家 蝶人