照る日曇る日 第2022回
お夏清十郎、おせん長左衛門、おさん茂右衛門、お七吉三郎、おまん源五衛門の5つの物語に登場する5人の女の悲喜交々の噺なり。
落語の喋りを意識した訳者の現代日本語が、キビキビしていて面白い。
向田邦子の小説「隣の女」に出てくる「好色五人女」からはじまる解説も抜群に面白く、「何かが降ってこないと書けない」憑依型中世文学研究者が、なぜ畑違いの翻訳に10年もかかったかが縷々語られていて共感を呼ぶ。
知的障害の知的が気になるもしかして知的な障害者なのかと 蝶人