あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

井原西鶴著・田中貴子訳「好色五人女」を読んで

2024-02-26 11:41:33 | Weblog

 

照る日曇る日 第2022回

 

お夏清十郎、おせん長左衛門、おさん茂右衛門、お七吉三郎、おまん源五衛門の5つの物語に登場する5人の女の悲喜交々の噺なり。

 

落語の喋りを意識した訳者の現代日本語が、キビキビしていて面白い。

 

向田邦子の小説「隣の女」に出てくる「好色五人女」からはじまる解説も抜群に面白く、「何かが降ってこないと書けない」憑依型中世文学研究者が、なぜ畑違いの翻訳に10年もかかったかが縷々語られていて共感を呼ぶ。

 

知的障害の知的が気になるもしかして知的な障害者なのかと 蝶人

コメント
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