西暦2024年如月蝶人映画劇場 その3
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3529から33
1)舛田利雄監督の「完全なる遊戯」
1958年の完全なる駄作。
2)イ・ジュヒョン監督の「レッド・ファミリー」
韓国に派遣され疑似家庭を営む北朝鮮の工作員が苦悩の果てに見出したものは何か?
キム・ギドク原案、脚本による2013年の韓国映画の傑作。
3)ジョセフ・マンキーヴィチ監督の「裸足の伯爵夫人」
1954年の波乱万丈の練れたシナリオ。エヴァ・ガードナーは大根役者だとは思うが、その大根性をよく生かしてハンフリー・ボガードと互角に対抗している。
4)ニコアス・レフン監督の「ヴァルハラ・ライジング」
2012年の神話の中の黙示録的な物語。
5)セルジュ・ゲンスブール監督の「ジュ・テーム・モワ・ノンプリュ」
むしろ端正な映像づくり。若き日のジェーン・バーキンが美しい。
海山が鳥や獣が人間が世界と共に壊れゆくなり 蝶人