鎌倉長谷の光則寺にて「鎌倉彫天井画」展をみて
蝶人物見遊山記第391回&鎌倉ちょっと不思議な物語第471回
何年ぶりだか男百年ぶりだかの本堂公開の告知をテレビで何度もやっていたので、もはや何もやる気がない難儀な老躯をおしてやってきましたが、私らのような年寄りで門前市を成す行列。
秋なのに真夏日の直射日光に脳髄を直撃される不運を耐え忍びながら、その天井画を見物しましたが、鎌倉時代の鎌倉彫かと思っていたのに、2005年?出来の最近版とは片腹痛い。これで1人500円の観覧料は高すぎると、ぼやきながら本堂を出ました。
さりながらこの私の嫌いな日蓮宗のお寺は、昔から様々な植物があちこちに植えられ、訪れる人の目を楽しませてくれるのですが、おりしもワレモコウが紅い花をつけ、今は亡きジェーンバーキンをこのお寺に案内した日のことを思い出させてくれました。
本堂の上の急な坂道を登ったところに、昔日蓮の弟子、日朗上人が法難で閉じこめられた石牢がありましたが、大塔宮の護良親王の岩窟よりマシだと思いました。
原発を開発するてふアマゾンを毎日欠かさず利用している 蝶人