闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3775~81
1)デ・シーカ監督の「マッダレーナ」
1940年の長編第2作。デ・シーカのコメディはネオ・レアリズモより遥かに面白い。なんでもっと撮らなかったんだろう。
2)デ・シーカ監督の「金曜日のテレーザ」
ネオ・レアリズモ以前の1941年の素晴らしい喜劇映画。ずっとこっちでいてくれたらよかったのに。
3)デ・シーカ監督の「修道院のガリバルディ部隊兵」
修道院に忍び込んだガリバルディ部隊兵を応援する2人の女友だちを描いた1942年のまあまあの作品。
4)デ・シーカ監督の「子どもたちは見ている」
努力したがうまく行かなかった夫婦の犠牲となる1943年の子供の悲劇ずら。
5)デ・シーカ監督の「靴みがき」
1946年の2人の貧しい少年の悲劇だが、プロットの多少の難あり。
6)デ・シーカ監督の「ドイツ零年」
廃墟と化したベルリンで恩師から優性思想を吹き込まれた少年は病弱の父に毒を盛って殺してしまうが、罪の自覚に身を投げてしまう1948年の哀しい噺。
7)デ・シーカ監督の「懐かしの日々」
1952年のオムニバス映画だが、弁護士に扮したデシーカが若さと美貌に輝くジーナ・ロロブリジダを問答無用に無罪にしてしまう9作目が素晴らしい。
午後からは天気が悪くなると言う雨の中でもひと殺すひと 蝶人