これでも詩かよ 第３１３回
死
死
死
死
死死死死死死死死死生死死死死死死死死死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
公平君が奥上林で見たと言う総毛立つほどの星空を見たい 蝶人
これでも詩かよ 第３１２回
朝夷奈峠の基点である三郎の滝。そのすぐ近くの小さな丘の上に、小体な別邸があり、上総介平広常は、少数の供の者たちとそこに住んでいた。
広常は本領地の上総に広大な敷地を持ち、数多くの武士と領民を従えていたが、頼朝の指示に従って鎌倉にやって来るときには、この瀟洒な山荘で寝起きしていたのである。
頼朝の広常暗殺命令を実行した梶原景時は、その手薄を衝いた。
広常邸の近所に、やはり小さな別業を持っていた景時は、いつものように将棋を楽しみ、茶を啜ると見せかけて、いきなり小刀を抜き放ち、広常の心臓を一突きしたのである。
一声も発することなく倒れ伏した政敵のとどめも刺さず、景時は玄関ではなく、書斎の縁側から外に出て、向かいの小山の崖下から滝の流れに注いでいる清冽な湧き水で、血のついた脇差の刃を洗ってから、両手で掬った冷たい水を飲んだ。何杯も、何杯も。
後に“太刀洗の水”と呼ばれるようになるこの名水は、2か所の湧き水が微妙に溶け合って、絶妙な味わいを醸していることを、彼は、いつも広常から供される茶をつうじて、喉で知っていたのである。
毎日のように群がり起こる事件だが死と向きあう君には関係が無い 蝶人
映画『朝比奈三郎義秀異聞』シナリオ大略
これでも詩かよ 第３１１回
勇猛を以て鳴る鎌倉武士、朝比奈三郎義秀は、幕府の初代侍所別当、和田義盛の３男であった。
建暦３（１２１３）年、父義盛が「和田の乱」を仕掛けた時、彼は、父がもう少し時を稼げば、地方から大勢の味方が駆けつけ、北条一族を圧倒的に駆逐出来るのに、と思いはしたが、目の前のたった１３０騎でそれができればなお結構だ、と思い直して、群がる敵を次々に切って落とす快感に酔いしれた。
だが奸佞邪智な義時が将軍実朝を唆し、和田一族は鎌倉殿の敵と名指しされたために、敵の応援部隊が倍増し、形勢は逆転した。父義盛が、長男義直の戦死に落胆して、戦意を喪失する無様な姿に衝撃を受けた義秀は、そのまま鎌倉七口のひとつ朝夷奈峠を目指した。
峠の先には、彼の故郷六浦の漁港があったのである。和田義盛の祖先は漁師であったから、その末裔である義秀にとって、海と魚と船は故郷の幼馴染のようなものであった。
北条一族の捜索から逃れながら、故郷六浦で海と魚と船に親しむこと幾星霜、義秀は鎌倉を追われた僧、日蓮の逃走を何度も助け、自ら舵を取って安房まで送り届けていたが、とある日、ひとり小舟に乗って西国を目指した。
熊野灘で嵐に遭遇した義秀が、命からがら打ち上げられたのは、紀州太地の砂浜だった。故郷の六浦と似たこの漁港で、義秀はむらおさの娘と結ばれ、娘婿の座衛門と協力して、勇壮無比な鯨漁に挑むことになるのだった。
おべんとうをたべよう みんなでたべよう ぼくとケンちゃんとおかあさんとおべんとうをたべよう 蝶人
照る日曇る日 第１８５８回＆闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3208
この人物から短歌の世界はガラリと変わった。つまりがらりと変えるだけの力量を持っていたのだろう。だから出す本もありきたりを脱した新意匠ばかりだ。でも中身は昔ながらの「解釈と鑑賞」で、己が面白いと思う古今の短歌をつまみ出して、エスプリの利いたコメントを加えていくわけだから、文章にわさびが効いていないと話にならないちゅうわけやねん。
全部で15人15首ほどに付箋を貼ってみましたが、右代表でわが敬愛する奥村晃作氏の1首。
歌いつつ踊る踊りがそれはもう限界超えたマイケル踊り
いち時期マイケル・ジャクソンに夢中になった奥村選手の代表作であるが、なんというても「マイケル踊り」の7音の締めが強烈で、思わず笑ってしまった穂村選手は、
「笑って迷って混乱しながら、でも、自分は確かに感動していると思う。この異様な本気さ、箍の外れたひたむきさ、さすがは奥村晃作だ」
と驚き呆れつつも褒めそやしているが、私などは「それはもう」の1語に痺れる。
んで、久しぶりにⅯＪの２００９年のケニー・オルテガ監督のドキュ映画「This is It」を一瞥してみたら、それはもう「マイケル踊り」は凄かったが、映画は長ったらしくて退屈だった。
この星のことなら安心し給え君たちが全滅しても健在だから 蝶人
ある晴れた日に 第７１2回
異次元政権は、腐ってる。
野党の多くも、腐ってる。
政党全部が、立ち腐れてる。
立憲主義が、腐ってる。
第９条が、腐ってる。
日本国憲法が、立ち腐れてる。
ニッポン人が、腐ってる。
ニッポン国が、腐ってる。
おらっちだって、立ち腐れてる。
プーチン・ロシアは、腐ってる。
バイデン・アメリカも、腐ってる。
腐った同士で、戦争してる。
世界中が、腐ってる。
人間界が、腐ってる。
バルタン星人も、立ち腐れてる。
どんな偉人も、腐ってる。
どんな聖人も、腐ってる。
どんな美女だって、立ち腐れてる。
「人間、腐ったら一人前じゃないか」と、ムクがいう。
「腐りかけが美味いんだよ」と、美濃柿がいう。
「腐っても鯛じゃないか」と、タイがいう。
ああ、そうかも知れないね。
でも全国の、全世界の障碍者は、
人並みに腐ることさえ出来ず、ニコニコ笑いながら、立ちすくんでいる。
イソップのカエルのごとく膨らみて巨大なウシと張り合える君 蝶人
照る日曇る日 第１８５７回
本書の「あとがきにかえて」を読むと、子宮がんで医師から治療終了を告げられた著者の姪が、「おじさん、どう考えたらいいの？」と聞かれた著者が、彼女にどう答えたら分からない、何も答えることができなかった、という痛苦の思いが、著述の出発点になったことが分かります。
私も先日ある人から「「真」とは何か？「善」とは何か？「美」とは何か？すぐさま答えてみよ」と挑まれて、何も答えることができず、唇を噛んだことを思い出しましたが、吉本氏はこの時、人間（自分）にとって「死」とは何か？ そして「死」をどのように受け止めるべきか？という難問に直面し、あらためて心と身体、精神と言語の関係について全知全能を挙げて考察する決意を固めたのだと思われます。
それは古今東西の先学の知見を総覧し、解体し、再構築するという、前人未到の知的冒険に他なりませんでしたが、本書が吉本氏の個人刺雑誌「試行」に連載されていた１９７０年代にはまったくその執筆意図が分からず、とうとう文献堂で購入することを止めてしまったのでした。
しかしそれから半世紀以上を閲した現在、本書のいずれの記述もきわめて面白く、興味深いものではあっても、残念ながら断片的・恣意的な考察や研究資料であるに止まり、決して冒頭の姪の問いかけに真正面から応える内実を備えているとは思えない。恐らくあそのことに気づいたからこそ、著者はこの「巨大な」著述を、あえて未完のままに放置したのでしょう。
ものすごく小さな月が頭の上に3つも出ていた 蝶人
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3203～3207
1）アニエス・ヴァルダ監督の「ダゲール街の人々」
巴里１４区に生きる庶民の暮らしを描いた１９７６年の愛情と懐古の情と一抹の哀感に包まれた最良のドキュメンタリー映画。「クレオ」とか本作こそが、鳴り物入りの「ヌーヴェルバーグ」ならぬ本当のヌーヴェルバーグだったと思う。
2）リアム・ワシントン監督の「ジェノサイド・ホテル」
２００８年ムンバイの１６６名が亡くなった同時多発テロ事件を現場から描いた2017年製作のドキュメンタリー風のサスペンス映画。怖や、こわや。
3）カロ・マタバネ監督の「ザ・ナンバー」
２０１７年製作の監獄暗闘物語。ギャングたちが親分以下若頭、番長と上意下達の鉄の規律社会を構成しているなかで正気で生きのびることの過酷さを描く。
4）チャン・ジーウン監督の「乱世備忘 僕らの雨傘運動」
香港の学生が民主化を求めて凶権に抗った２０１４年の雨傘運動を参加者の側から描く２０１８年のドキュメンタリー。彼らは今頃どうしているのだろう？
5）ウッイ・メーサ-ロシュ・カーロイ監督の「りザとキツネと恋する死者たち」
２０１４年製作のホラー・ポップ・シュール・コメデイ映画の秀作。ヒロインを演じるモーニカ・ヴァルシャイ、トニー谷ならぬトミー谷を演じるデヴィッド・サクライガ「チャーミングずら。
またですかと消してしまう「巨樹特集」木さんほんとにごめんなさいね 蝶人
ある晴れた日に 第７１１回
北朝鮮が、最新型超高速ミサイルを、まるでオモチャのように打ち上げている間
わいらあ、ぐっすり眠って、夢みてた
ノイバラが微笑み、コジュケイが「ちょっと来い！」と叫んでいる、お花畑で
日本が、平和憲法と専守防衛をかなぐり捨てて、軍事大国に成り上がった夕べ
わいらあ、ぐっすり眠って、夢みてた
サザンカが咲き誇り、ヤマトシジミが震えている、お花畑で
中国が、突如台湾を砲撃したので、日米両国が血相を変えて協議の上、何もせんかった夜
わいらあ、ぐっすり眠って、夢みてた
月下美人が気高い香りを放ち、十五夜お月様が、煌々と照り輝いている、お花畑で
ロシアがウクライナ戦争の余勢を駆って、北海道の北部に侵入した朝も
わいらあ、ぐっすり眠って、夢みてた
スイセンがほころび、ウグイスが下手な初音を漏らす、お花畑で
世界が２つの陣営に分かれて、とうとう第３次大戦の火蓋が切って落とされた日にも
わいらあ、ぐっすり眠って、夢みてた
地の果てから逃げ込んできた、ナマケモノたちと一緒に、お花畑で
聞け、万国の労働者！
ホモ・サピエンスは、みな戦争で滅びたが、お花畑のひとだけは、生き残った
ノイバラが微笑み、コジュケイが「ちょっと来い」と叫んでいる、お花畑で
立春や大竹展の遠さかな 蝶人
ある晴れた日に 第７１１回
お母さん、きょうサケご飯とピーマンの肉詰にしてね。
分かりましたあ。
今日はコウ君、ごはん何にしますか？
コーンスープですお。コーンスープにしてね。
分かりました。
お父さん、お母さんには、朝６時に電話しますお。
お、うれしいね。よく覚えていたね。５時台は早すぎるからね。
分かりましたあ！
お父さん、あさって、ビデオ録画してね。
分かりましたあ。
みんな、いなくなっちゃったねえ。
そうねえ、いなくなっちゃったねえ。
お母さん、そんなこと、いわないでください。
はい、分かりました。
お父さん、あしたビデオ録ってね。
分かりましたあ。
お父さん、今日ビデオ録ってね。
分かりましたあ。
お父さん、きのうビデオ録ってくれた？
撮ったよ。コウ君がおうちに帰ったら、一緒に見ようね。
分かりましたあ。
ぼく、映画村、好きですお。
そうなんだ。
いつ買いに行きますか？
来週のどこかで。
分かりました。
あした、図書館と西友へ行きます。
分かりました。
ままならない、って、なに？
いろいろ、うまくいかないことよ。
ままならない、ままならない、ままならない
ぼく、今日、休みますお。
なんで？
台風だから。
そうですか。いいですよ。
コウくん、今日は何の日？
きょうろうの日ですお。
きょうろうじゃなくて、けいろうの日でしょう。敬老の日はどういう日？
ええと、ボク、お父さんとお母さんを助けますお。
助けてくれるの？
そう。
イメージって、なに？
こんな感じ、っていうことよ。
お母さん、今日の夜ごはんは？
お彼岸だから、お赤飯とマーボナスよ。いいですか？
いいですおー、いいですおー、イイデスオー。
さまようって、なに？
ふらふらしてること、よ。
てごわい、ってなに？
つよいなあ、ってことよ。
お母さん、今晩のおかずは、なに？
今日はお赤飯と、クリームシチューと、肉詰めピーマンです。いいですか？
いいですお。
こらえる、って、なに？
我慢することだよ。
コウ君、こらえてるの？
いませんお。
お母さん、ドクダミ、おうちにある？
あるよ。
ぼく、ドクダミ好きですよ。
そう。お母さんもよ。
お母さん、ぼく、あした、セイユウいきますお。
いきましょうね。
ぼく、レンブツさんとフクモトリコ、両方好きだよ。
そう。
俵万智も穂村弘も水原紫苑も選者にいない朝日歌壇 蝶人
西暦２０２３年睦月狂言綺語＆バガテル―そんな私のここだけの話第４１０回
久し振りに「紅白」を見たが、なかなか面白かった。Ｋ―ＰＯＰの興隆は、「身体の時代」の反映だが、振付の差別化が激しく進行中。老若を問わず、ノドは別にして、「劇伴」よりも「歌詞」の鋭さがキーポイント。トリのＭＩＳＩＡ，大トリの福山雅治は圧倒的に感覚が古く、歌詞も音楽も前世期の遺物としか思えなかった。1/1
昨夜のＮＨＫＦＭを聴きましたか？癌に冒されたか細い声で、坂本龍一彼は、「来年の今月今夜、第１９回のニューイヤーＳＰを放送出来たらいいなあ」と殆ど実現不可能な希望を洩らしてから、哀切極まり、涙なしには聴けない自らの“白鳥の歌”を奏でたのであった。1/2
新型コロナ第８波による感染者はますます拡大し、私の身近でも数多くの民草が甚大な被害に遭っているというのに、政府も自治体もウイズコロナ、経済を廻せと叫ぶのみでマスクさえ無用の横物と見做して平然としているが、遠からず凶悪ウイルスの大逆襲が始まるだろう。1/3
鎌倉市長は、なんで民草や議会の反対を押し切って、西鎌倉に住み市長以外の誰にとっても不便で、災害に弱い深沢地区への市庁舎移転を急ぐのか？その背後には大企業と政治家の利権が暗躍しているのではないだろうか？1/4
なーーにも呟きたくない日が増えてきたずら。1/5
プーチンが停戦したいなら、素直に応じればいいじゃないか。マジでロシアに勝てると思っているのか。日露戦争だって、アメリカが間に入らなければ必敗の泥沼戦争に突入したはず。1/6
昨年の９月２６日に神奈川県に申請した長男のコロナ野療養証明書が、なんと今日送られてきた。元フジテレビの黒岩知事よ、４期目の立候補をしたそうだが、こんなトロイ仕事ぶりが、お前さんが自慢する「神奈川モデル」なのかよ。呆れて物も言えん。1/7
ラカンによれば、人間は自分の欲望を自分で構成することは出来ず、他者の欲望によって初めて自分の欲望を形成する。この意味で、人間の主体は、本質的に疎外されたもの、いわば他我によって想像的に「騙り取られたもの」である。竹田青嗣「新・哲学入門」第６章より。1/8
口を開けば「米帝との軍事同盟強化」を唱え、嗜虐的隷属競争に夢中になっている自公政権には、インドが敢行している非同盟中立主義などを参考に新たな路線変更を脳内で摸索する可塑性すら持ち合せていないのだろう。1/9
新型コロナの第８波の感染者と死亡者は第７波のそれを上回り、史上空前のスケールに達しようとしているのに、政府が来日中国人の水際対策を除いて、まったく規制を
もし鶏が霊長類の首座なら、インフルや新型コロナに連日じゃんじゃん感染しているニッポン人は、鶏族の殺人部隊によって、皆殺しにされているだろう。1/10
長男の施設でまたしてもコロナ感染者が出たので、１週間の自宅待機、もし彼がまたしても感染していたら、我が家は全滅するだろうが、相変わらず国も県もなーんもしてくれないだろうな。1/11
諸物価高騰、年金減少、税金暴騰、軍事競争加担、軍事費増税、原発再開・新設、対米隷属、マイナカード暗躍、統一教会目晦まし、何を取っても異次元の阿呆莫迦暴走内閣だ。1/12
日米安保条約が単なる安全保障条約から大きく逸脱して、宇宙規模の日米豪EU軍事同盟になり、中ソ北朝鮮と対抗し、敵視し、包囲する好戦的ナラズモノ同盟に変質している。1/13
旧約聖書の時代の「大洪水」の記憶が、人類から失われるまでに、数世紀を要したが、我々は3・11東日本大震災の「大津波」の記憶を、いともすみやかに忘れ去ろうとしているようだ。1/14
あれよねえ、あんまり政治が酷いので、これ以上生きていても仕方が無い、と思って、年寄りはみな死んでいくのよねえ。1/15
あれよねえ、もうこれ以上アメリカの言いなり、いなそれ以上の阿諛追従に走らず、インド流、あるいは出来うべくんばコスタリカ流の自主独立路線を歩む方が、２１世紀中葉のこの国らしい行き方だと思うのだが。1/16
美と善とは、幻想的身体として形成された人間の価値感受の本性として深く連携しあっているが、その本質は異なる。善と倫理がなければ、我々は闘争によって互いに傷つけ、滅ぼし合う。しかし美がなければ、実存的生の享受の糧が失われ、生そのものに対する我々の根本的な意欲が枯死するのである。（竹田青嗣「新・哲学入門」第１０章美醜より）
異次元野郎と自民党をなんとかしない限り、この国の未来はない。1/18
この節の新型コロナは、本人がそれと知らぬ間に感染していることが多いので、「自分を守り、他人にうつさないために以前よりマスクが必要なんだ。異次元に阿呆馬鹿のキシダ自民党よ、そんなことも分からんのか。1/19
警察の捜査能力は、年々劣化しているんじゃないだろうか？ 福岡ではようやくストーカー殺人犯を捕まえたが、宮台氏を殺そうとした特徴満載の長身男や、1日1回の割合で関東地方を荒し回っている「恐怖の3人組」を逮捕することなんて出来るんかいな。1/20
わが帝国の海軍関係者は、まだ平時だというのに、軍艦や船舶をみだりに浅瀬に乗り上げ、運行不能に至らしめたりしているが、これが彼らの大好きな「有事」になったら、敵基地の代わりにテメエの基地を攻撃するんじゃあるめいな。1/21
行政の長に過ぎない異次元男が、立法、司法も牛耳って、狂気と悪夢の軍拡政策を勝手気儘に断行しているのに、自堕落な阿呆莫迦国民は狸眠りしている体たらくだ。1/22
バイデンのポチの異次元男が、狂気の軍事費倍増を白紙撤回すれば、異次元子育ても異次元福祉も、異次元年金も簡単にできるのよ。1/23
憲法より日米安保条約などを大事にする異次元野郎は、憲法違反でブタ箱にぶちこめ。1/24
どこまで行っても奴隷根性丸出しで、軽佻浮薄な日本人。「死んでも基本的人権が欲しい」、と思ったことなんて、開闢以来一度もないんじゃないかな。1/25
余は、帝国の軍事費増大と、コロナの５類移行に、大反対するものなり。1/26
余は、マイナカードの強制義務化と原発再開に大反対するものなり。1/28
コウ君が全部食べたと思っていた葡萄パンが、丸ごと車のトランクにあった。 それなら
「コウ君、葡萄パンぜんぶ食べたの？」と何度も尋ねたときに「食べました」なんて言うなよ。警察官に誰何されたら冤罪で死刑にされちゃうぞ。1/27
朝日新聞本紙より圧倒的に素晴らしい別冊の「ｂe」。沢木耕太郎の時代小説「暦のしずく」が佳境に入って読ませる。楠正成がなぜたった700騎で足利尊氏の大軍に絶望的な突撃を敢行して敗死したのかを巡る仮説は、本紙で「人よ花よ」を連載中の今村翔悟も勉強になっただろうて。1/28
ニッポンに住みたくない人が増えて来たのも、ニッポンでこどもをうみたくない、あるいはうめないと思う人が増えて来たのも、おおかたニッポンに絶望しているからだと思う。1/29
「安保３文書要旨」を通読して驚いた。中国、北朝鮮の脅威に対して国民自身が「主体的に」防衛しなければならんとか、軍事費倍増とか敵基地攻撃可能とか報道された通りの内容が縷々綴られているが、完全な机上の空論で、細部に何のリアリテイもないコピーライーアーの一夜漬けの作文である。1/30
日を追うて建ちゆくを見れば愉快なり赤の他人の家にはあれど 蝶人
ある晴れた日に第７１０回
なにゆえにＫ―ＰＯＰが大流行みな女マイケルになりたいのよ
なにゆえに大事なことは後回しになる目の前のことしか片付けないから
なにゆえに支持率２割台で首相をやってるお前の言うことは誰も聞かない
なにゆえに鎌倉市長は無闇に急ぐ市民が反対する市庁舎移転を
なにゆえに大晦日の紅白が物凄く昔の出来事のように思われるのか
なにゆえに毎月５千円ばら撒くのかそしたら赤ちゃんを作るのか
なにゆえに昼光色は寒々しい電球は電球色に限ります
なにゆえにオミクロン株は蔓延する「経済猿回し」に夢中なので
なにゆえに人流回遊を阻止しないオミクロン大感染でこの国は終わるぞ
なにゆえにまたＧＯ ＴＯ ＴＲＡＶＥｌを始める死人がうじゃうじゃ湧いて出るぞ
なにゆえにバイデンに会うたびに約束する軍事費倍増、原発製造
なにゆえに外出規制をしない新型オミクロンの死亡率は高いぞ
なにゆえに宇宙戦争をたくらむスピルバーグも想定外の
なにゆえにいそいそバイデンに会いに行く「ポチよくやったね」と誉めてもらいに
なにゆえに横浜レンガ倉庫に米軍が来るそこは戦争をする場所じゃない
なにゆえに異次元野郎の自儘に任せる阿呆を選んだ阿呆な国民
なにゆえにコロナを「第5類」に緩和するお前はコロナの怖さを知らない
なにゆえに音楽鑑賞はネットになったＣＤは傷が多くて再生できない
なにゆえに「マスク不要」と言い募る「マスクしてくれ」とまた言う癖に
なにゆえに駅伝中継を妻と見る必死に走る中学生が可愛い
なにゆえに寒波が来ると騒いでいる来たくば来ればいいじゃないか
なにゆえに佐伯啓思は民主主義にグチをいうそれでやるしかないじゃないか
なにゆえに妻無き日々に堪えている思い出しかない川本三郎
なにゆえにマリー・ラフォレはギターを弾くロネの代わりのドロンのために
なにゆえに大事なものを捨てたよう単なるゴミを捨てただけだよ
なにゆえに突然マスクは君の自由意思？おうよ何でもわしらの自由よ
なにゆえにマイナカードを強制するんなもんわいらあ要らへんからな
なにゆえに１問1答英国議会方式でやらないキシダが原稿を読んでいるだけ
なにゆえにあっという間に睦月尽ここは地獄か天国か
なにゆえにキムタクと中居が嫌いなのか特に理由はないんだけれど 蝶人
ある晴れた日に第７０９回
「あけましておめでとう」さえ大儀なり今年もなんとか生きていかねば
平時すら安全運航できない軍隊に戦争なんてできっこないじゃん
雰囲気が気まずくなると君はいう「お母さん、笑ってください」
強盗やオレオレ詐欺の志願者をツイッターで募るニッポン・チャチャチャ
今まさに「世界のオザワ」が舌ぺろり「ブラ1」コーダを料理せんとす
今まさに数寄屋橋に赤尾立ちて理非曲直を明らめんとす
「ご臨終です」と宣告されたる祖母が甥の「おばあちゃん！」に生き還りたり
今もなお太陽の如き女性なり３つの星を明るく照らして
半世紀連れ添いし君に捧げたり鬱金香の五十本
半世紀花も嵐も踏み越えて君と迎えし金婚の日
朝夷奈の峠を２人で歩む時ケサランバサラン春を告げたり
倫敦のウィグモアホールのコンサート震災２８年目もユーチューブで聴く
ペろぺろとバイデン様の手を舐めて「お気に召しましたか？」と伺うキシダ
ヒトよりもニワトリの方が偉いならインフルに罹れば即皆殺し
誰からも見捨てられたる十六夜己のためにのみ輝いている
塚本ぐヮ始めた言葉遊びの言葉派はみな自涜型の脹脛を持つ
クレンペラー。ムラビンスキー、クライバー両翼配置の指揮者が好きだ
４９になったばかりの息子いう「大好きですお２０２３年！」
５０年曲を作って歌い続けたユーミンと５０年歌い続けただけのゴウヒロミ
コロナなど関係ないと無視してもコロナは君を忘れはしない
古都らしさに憧れて来た住人が挙って建てる古都らしからぬ家
急速に男か女か分からない存在になりゆく氷川きよし
「早い目に老人ホームにツバつけろ」さもなきゃあと後で臍を噛むことになるよ」と、ビートルズのリンゴ・スタアが囁いた
コウ君の鉄道雑誌が増えていくいずれ我が家を埋め尽くすだろう
月４４００円の新聞も月末に捨てられトイレットペーパーとなる
くわくわと昼寝している息子なりこのままずっと寝ていてもいい
実をつけねば斬ってしまうぞと脅され大豊作の夏蜜柑の木
ウクライナ、イラン、香港、ミャンマーでどんどん人が殺さていく
ミャンマーで７つの少女が殺された時私は何をしていたのだろう
この臭気誰のものぞと見回すがそこに居るのは我一人のみ
旧年に新年の歌を詠んでいる歌人も愚かメディアも愚か
朝日は漱石毎日は鴎外読売は紅葉日本は子規が書いていた頃
殺されてまた殺されてウクライナ殺して殺してまた殺されて 蝶人
