ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

天狗堂 @岐阜県岐阜市 (2)

2024年12月29日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市京町にある和菓子の「天狗堂」へ。ふと「更科」の方へ目をやると喫茶「ビリケン亭」にまで到達する程の大行列。いったい何人並んでいるんだろう。ま、ここは回転が早いので問題ないだろうが。自転車が何台も停まっている店のガラスにはその時の旬の菓子の名前が貼りだされている。この日は「おはぎ」「栗粉餅」「赤飯」「おまんじゅう」があった。中に入ると何人もがガラス・ショーケースを覗き込んでいる。店員は2人。「秋の味覚・栗粉餅」と「まぜおにぎり」をお願いして包んでもらった。

「まぜおにぎり」は出先でいただく。どの範囲までかは知らないが、岐阜では定番の人参主体の混ぜご飯。うちの祖母は”にんじんごはん”と呼んでいた。中には椎茸を煮たのも入っている。味付けは淡いが、人参の甘さもしっかりと味わえて旨い。「栗粉餅」は家に持ち帰って妻といただく。かの有名な「ベンテンド―」と比べるとやや小さめで、しっとりとした甘い栗粉をたっぷりと纏っている。これも旨いなァ。妻も気に入った様子で良かった。「栗のおはぎ」というのも気になったので次は買ってみよう。(勘定は¥670)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 岐阜中警察署のはす向かいにあたる鷹見町のにある親柱と欄干(建築詳細不明)。橋の銘板は外されているので名前は分からない。水路はもちろん反対側の欄干も見当たらないナと道路を観察すると、暗渠(あんきょ)になっているようだ(写真下2枚目)。

 

 


 

 

天狗堂

岐阜県岐阜市京町3-18

 

( 岐阜 ぎふ てんぐどう 餅 餅屋 和菓子 おにぎり 味ごはん 炊き込みご飯 持ち帰り テイクアウト くりこもち 栗粉餅 あんきょ 近代建築 )

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可児藤蔵 @岐阜県可児市

2024年12月29日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃加茂市で昼食を摂ろうと目当ての店に行くも臨時休業。そのまま車を走らせて可児市瀬田にある煮込みうどんの「可児藤蔵」へ。屋号と品からいくと江南の「藤蔵」と関係がありそう。大きなスーパー・マーケットの隣の店に着くと表の駐車場は満杯。店のすぐ裏手に車を停めたが、後でよく見てみるとどうもこの店の駐車場ではないようだ(未確認・申し訳ないので後で買い物をした)。店頭でリストに名前を書いて待つことに。人気あるんだなァ。幸い15分程で名前が呼ばれ、6人がけの小上がり席に案内された。「いいの?」と訊くも、いいそうだ(混んでいるので居心地は悪いが…)。お願いしたのは「みそ煮込みうどん・玉子入り」。すると「麺の硬さは?」と訊かれた。味噌煮込みうどんで硬さを訊かれたのは初めてかも。それと品書きで目に付いたどんな品か分からない「揚げむすび」を。

さほどかからず「みそ煮込みうどん」が土鍋で運ばれた。少しつゆに浸った蓋は穴の無いもの。なのでこれをとん水として使う。蓋を取ると具材はネギと油揚げと生卵。中太の麺はごわっとした食感の特有のもの。しっかりと出汁の効いた熱々のつゆから手繰り出す。旨い。途中で蓋の上で黄身を潰して絡めてもいただいた。「揚げむすび」は型抜きしたようなハート型に揚げてあるおむすび。五平餅のような甘味噌と天つゆのようなつゆが付いている。ちょっと歯の間に挟まるのがあれだが、これがなかなかいい感じで旨い。ではと味噌煮込みのつゆにも浸していただいてみたが、なぜかそれは今ひとつな感じ。いけると思ったんだけどな。とはいえ残ったつゆはほぼ飲み干しそうだった。(勘定は¥1,360)

 

味噌煮込みうどん 可児藤蔵

岐阜県可児市瀬田866

 

( 可児 かに かにふじくら ふじくら みそ煮込みうどん 味噌煮込みうどん 味噌煮込うどん あげむすび )

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山本屋 @名古屋市中区・伏見 (2)

2024年12月28日 | 名古屋(中区 老舗)

観劇の際などに時々立ち寄る伏見の御園通りにある和菓子の「山本屋」。観劇終わりに訪れると既に売り切れて閉まっていることも。自分で訪れるのはもちろん、時々こちらの名物「うす皮饅頭」をいただいたりすると「うん、分かってるなァ」とニンマリ。この日は観劇前に立ち寄ったが既に「うす皮饅頭」は売り切れたようで女将さんが幟を仕舞っていらっしゃった。店に入ると辛うじていくつかの品は残っていた。「ふくら雀」と「杵もなか」を購入して家に持ち帰る。

「ふくら雀」はどら焼きのような滑らかな生地の皮をひねって秋で肥えた雀を表現しているのかな。中はつぶ餡。旨い。材料は同じでも形が変わるだけで印象が変わるのが面白い。「杵もなか」はこちらもつぶ餡の最中。最中種は小判形で、店の看板と同じ杵の形が押されている。照りの強いつぶ餡。同じつぶ餡だけれど仕様を変えていたりするのかな(未確認)。どちらもお茶請けにして美味しくいただいた。(勘定は¥600)

以前の記事はこちら (1

 

 

山本屋菓子舗

愛知県名古屋市中区栄1-11-25

 

( 伏見 ふしみ やまもとや 和菓子 御菓子司 福良雀 薄皮饅頭 薄皮まんじゅう うす皮まんじゅう 御園座 ふくらすずめ きねもなか )

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サウサリート @愛知県瀬戸市

2024年12月28日 | 愛知県(尾張)

愛知県瀬戸市の末広町商店街を久々に散策。この日は秋のイベントがあったようで通路沿いにいくつもの出店が出ていて活気がある。通りを歩いていても以前と違う店が出来ていたり、逆に閉まってしまった店もあったりして新陳代謝が進んでいるようだ。

休憩に立ち寄ったのは喫茶「SAUSALITO(サウサリート)」。創業は昭和58年(1983)だとのこと。店内は入口にケーキの並んだ冷蔵ケース、テーブル席は6つと小さいカウンター席もあって、年配の主人がやっていらしゃる。本棚に並んだ雑誌のラインナップが「暮しの手帖」「ブルータス」「家庭画報」「芸術新潮」「サライ」と、普通の喫茶店と違って主人の趣味が垣間見える(笑)。お願いしたのはお勧めとあった「COFFEE フレンチビター(やや苦み)」と、ケーキの「オペラ」。管弦楽が流れる落ち着いた雰囲気で出来上がりを待つ。

しばらくして「フレンチビター」と「オペラ」が運ばれた。コーヒーの色付きは濃くなく苦味も言う程ではない。どちらかというとすっきりとした感じのもの。こちらのショーケースにあったケーキは「サバラン」などのクラシックな品ばかり。こちらの「オペラ」も、”二昔前の職人さん造り”と説明が書いてあった。三層になっており、一番上が板状のチョコレート。スポンジ部分はしっかりとしていて甘さ控えめのビターな口当たり。旨い。コーヒーを啜りつつ、ゆっくりといただいて休憩させてもらった。(勘定は¥1,080)

 

Tea Boutique SAUSALITO (サウサリート)

愛知県瀬戸市末広町2-9

 

( 瀬戸 せと 末広町商店街 アーケード 喫茶 純喫茶 珈琲 紅茶 生ケーキ サヴァラン )

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The Dub Master / King Tubby

2024年12月27日 | レゲエ・スカ

The Dub Master / King Tubby (2011)

9月のエイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)の来日公演の直前に久しぶりにダブ・レゲエを聴いて、気分が盛り上がり購入した1枚。ダブの王様、ミキサーのキング・タビ―(King Tubby)に焦点を当てた編集盤。各アーティストの曲で彼がダブを手掛けたヴァージョンが詰め込まれている。収録アーティストと曲は以下の通り。

01 Augustus Pablo – King Tubby Meets The Rockers Uptown
02 Jackie Edwards & The Aggrovators – The Invasion (Version)
03 Dennis Brown & The Observers – No Conscience
04 Johnny Clarke & The Aggrovators – A Ruffer Version
05 Rupie Edwards All Stars – Buckshot Dub
06 Horace Andy & The Aggrovators – A Better Version
07 The Observer – Youth Man
08 Tommy McCook & The Aggrovators – Jah Love Rockers Dub
09 The Techniques All Stars – Stalag 17 Version
10 Owen Gray & The Aggrovators – I Trim The Barber (Cut Through Dub)
11 The Upsetters – Three Times Three
12 Cornel Campbell & The Aggrovators – A Dancing Roots Version
13 Augustus Pablo  – The Big Rip Off
14 Johnny Clarke  & The Aggrovators – A Harder Version
15 Horace Andy & Mafia All Stars – I'm Alright Version
16 Dennis Brown & The Observers – New Style
17 Leroy Smart & The Aggrovators – Channel One Feel It
18 The Upsetters With Dillinger – Dub Organiser
19 Lord Creator & Eccles' All Stars – Kingston Dub Town
20 Tommy McCook & The Aggrovators – African World Wide

学生の頃にこの辺りの音源にハマってよく聴いたのだが、当時はレコードが主流で今ほど親切で高音質な編集盤は無いし、そもそも関する情報が圧倒的に少なかった。CDではほとんど出ていないので中途半端なレコードに手を出して酷い音だったり、ジャケ買いして失敗したりと散々(苦笑)。それでも時間だけは沢山あったのでよく聴いた。ここに収録されている曲や強調されたリズムも耳に馴染みのあるものが多い。何しろ今では当たり前の”ヴァージョン”というリメイクの手法が革新的で大好きだった。

これだけのアーティストを手掛け、しかも大昔の人ではないのにキング・タビ―はずっと謎が多い人物。最近でこそネットを調べれば彼のバイオグラフィーは出てくるが、当時(80年代後半~90年代)はジャケットにクレジットされている名前や、他のアーティストの記事でしか知らなかったもんなァ。こういうバスドラとベースがドンドンブンブン鳴り響く音源は、やはり低音をしっかり再現出来るサウンド・システムが必要。ウン十年振りに再構築したオーディオ・システムで爆音で鳴らしたら快感。

ネット・ショップにて購入(¥780)

  • Label ‏ : ‎ Imports
  • ASIN ‏ : ‎ B06XSSLDMX
  • Disc ‏ : ‎ 1
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