Threads / Sheryl Crow (2019)
シェリル・クロウ(Sheryl Crow)の11枚目のオリジナル・アルバム。何やかんや言ってずっと聴き続けているアーティストで、このアルバムももうずっと前に出ていたが遅ればせながらの購入。音楽ニュースで彼女がもうアルバムは作らないという発言をしたのを読んで気になっていた(なのに買ったのは随分後になったが)。確かに現在は曲をネットで発表することも多いし、なぜかアルバムを発売してほぼ同時にネットで全曲公開するなど、”アルバム”という単位に意味が無くなりつつあるのも確か(→ただし、結局彼女は今年2024年に新作を発表)。
アルバムはシェリルと仲の良いアーティストらとの共同作業という感じで、参加したアーティストのクレジットを見ると、彼女の幅広い交友関係が反映されて物凄い面子が集まっている。有名どころだけでも、Bonnie Raitt、Mavis Staples、Chris Stapleton、Chuck D、Gary Clark Jr.、Eric Clapton、 Sting、Johnny Cash、Neil Young、Don Henley、Keith Richards、Willie Nelson、Kris Kristofferson、Joe Walsh、St. Vincent、Emmylou Harris、James Taylor、Vince Gill ととんでもない実力者ばかり。そしてプロデュースは現在ストーンズ(The Rolling Stones)のスティーヴ・ジョーダン(Steve Jordan)。
基本的なスタイルは昨今の彼女の作品と同じくカントリー・テイスト強めのギター・ロック。一緒にスタジオに入ったかどうかは不明だが、大御所と肩を並べても飲まれることなくちゃんと彼女の作品になっているのはさすが(ま、彼女自身のキャリアも相当だが)。正直彼女の最近のアルバムは新鮮味に欠けていたが、亡くなる前に録音されたというジョニー・キャッシュとのデュエットや、ラップで参加のチャックDなどもあってバラエティに富んでいて飽きさせない。
ネット・ショップにて購入(¥880)
- Label : Universal
- ASIN : B07T18TTMF
- Disc : 1