ある晩に少し呑んで帰ろうかと名古屋駅まで歩く途中で立ち寄ったのは納屋橋の「宮鍵」。インバウンドの影響か、歩いているのは外国人ばかり。この店先でも欧米人グループが何の店かを確かめて思案している。横をすり抜けて戸を引き、中へ。1人と告げると入ってすぐの仕切のある白木のテーブル席に案内された。壁に飾られている王貞治のサイン色紙は今年の8月のものに掛け替えられていた(律儀な方だな、王さんは)。1階はまだ空いているが2階には予約の多人数が入っている様子。にしてもこの人手不足な飲食業界にあって大勢の給仕を雇い続けているのは凄いなァ。まずは「ビール(中瓶)」をお願いし、「しもふり」を注文した。
冷たいのをグイッとやって出来上がりを待つ。本当は名物の「みそすき」を食べたいんだけれど、夜は注文出来ないんだよなァ…。いつも昼にと思うんだけれど叶わず。さほどかからず「しもふり」が運ばれた。たまり醤油に摺り生姜。ささみは軽く湯がいてあり、大根のつまが添えられている。相変わらず旨い。追加は「やきとり(てり)」と「う巻」。「やきとり」はしっかり火が通されていて濃いたれをくぐっている。甘酢生姜と山椒粉添え。「う巻」はなかなかしっかりとした大きさのものが2切れ。おろし醤油でいただく。この日は思いのほか酒が進まず、酒の追加は無し。腹も減っていなかったので丼物も避けて帳場の女将に勘定してもらった。(勘定は¥3,000程)
かしわ・うなぎ料理 宮鍵
愛知県名古屋市中村区名駅南1-2-13
( 名古屋 なごや 納屋橋 なやばし 名駅 めいえき みやかぎ かしわ 鳥料理 鰻 うなぎ 焼き鳥 やきとり 池波正太郎 )