ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

夏 / ヒカシュー

2025年01月03日 | ロック(日本)

夏 / ヒカシュー (1980)

1980年に発表されたヒカシューのセカンド・アルバム「夏」。録音が同時期だったのか別だったのかは知らないが、デビュー作からわずか5か月という短いスパンでの発表。でも今と違って昔はその位の期間でのアルバム発表はいくらでもあったよなァ。プロデュースは近田春夫(1曲のみ加藤和彦)。当時アルバムを購入するまでには至らなかったけれど、このアルバムに収録されている「パイク」が自分のテクノ・ポップ原体験のひとつ。作詞は全曲巻上公一だが、作曲や歌唱はメンバーもクレジットされている。

幾分ポップさが増した感じでアルバムが始まるが、やはりヒカシューらしい巻上公一のシアトリカルな歌詞と歌で独特な世界が繰り広げられていくのはファーストと同様。今の日本の音楽界は自分の苦手な”応援”ソングや”お前を守る”ソングばかりなので、少なくとも一般的にはこういう世界観の歌詞やら音楽はもう絶滅しているような気がするが(←実際どうなんだろう?)、こういうバンドが一瞬でもオーヴァーグラウンドに出てきたということが、当時のロックの多様性と面白さ、それに世間の懐の深さを反映していたと思うがどうだろうか。

ネット・ショップにて購入(¥480)

  • Label ‏ : ‎ EMIミュージック・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B006H3YGZO
  • Disc ‏ : ‎ 1
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すいげん @岐阜県岐阜市

2025年01月03日 | 岐阜県(岐阜)

時々バイクで通る道で以前から気になっていた岐阜市秋沢のとんかつ屋「すいげん」へ。岐阜市とはいっても北の外れで、周囲は田んぼと柿やみかん畑と山ばかりのいたって長閑な場所。周辺は飲食店も少ない。そんな場所にポツンとある。駐車場に車を停めて店に入ると、テーブル席が4つと小上がり席が3つ。それに向かい合わせになったカウンター席がある。そのカウンター席に腰を下ろした。給仕は若い女性だが、厨房内も女性の姿しか見えない。お願いしたのは”お献立”先頭の「みそかつ定食」。

しばらくして盆にのった「みそかつ定食」が運ばれた。大きな平皿のみそかつはかつが大きく、分厚い。照りのある味噌だれがかかっていて、付け合わせは千切りキャベツ、パセリ。これに深い飯碗のご飯と合わせ味噌の味噌汁、漬物が付く。野菜用のドレッシングは玉ねぎと胡麻の2種類がボトルで置かれた。ひとくちに味噌だれといっても甘さの強いもの、とろみの強いものなど色々だが、こちらのは甘過ぎず、とろみはさほど強くない好みのタイプ。かつは食べ応えのある大きさなのでご飯もどんどん進んでいく(←しなかったがお代わりは1杯無料だそう)。旨いなァ。こんな辺鄙な場所なのに次々と客が入って来るのも分かる。次は「ソースかつ」か「かつ丼」でもいただこう。(勘定は¥1,350)

 

とんかつ屋 すいげん

岐阜県岐阜市秋沢1-57-1

 

( 岐阜 ぎふ すいげん とんかつ 味噌かつ 味噌カツ みそかつ 定食 カツ丼 )

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