Sin After Sin / Judas Priest (1977)
ずっと以前からこのブログを読んで下さっている”ひろし”さんお勧めの、ジューダス・プリースト(Judas Priest)1977年の作品「Sin After Sin(邦題:背信の門)」のリマスター盤CDを購入。オリジナルにボーナス・トラックが2曲追加されている。この作品がメジャー・レーベル(CBS)移籍後の初作品だったのだそう。プロデュースはあのディープ・パープル(Deep Purple)のロジャー・グローバー(Roger Glover)。何でも一度解雇されたが、上手くまとまらずまた呼び戻されたとか。ドラムはバンドにこそ所属しなかったが、腕っこきのサイモン・フィリップス(Simon Phillips)が起用されている。この人、1988年のミック・ジャガー(Mick Jagger)のソロ公演(於:名古屋国際展示場)で観たなァ。
すっかりジューダス・プリーストにハマっている昨今(今頃?…)、色々なアルバムや編集盤を聴いているが、しっくりくるのは80年代前半以前の曲が多い。このアルバムも質感と言うか、雰囲気がいかにも70年代のブリティッシュ・ハード・ロック様式を体現していて、後に出てくるややポップな面は抑えめ。この独特の暗さがいい。当時話題となったろうフォークの女王、ジョーン・バエズ(Joan Baez)のカヴァー「Diamonds And Rust」もしっかりと自分達のものにしていて、すっかり彼らの定番曲になったのはさすが。それにしても大胆な選曲だ。
難儀なのはアルバム1曲目の「Sinner」。自分はこれ、最初に聴いたのが随分昔の「タモリ倶楽部」の空耳アワーだったので(笑)、どうしたってサビの部分がこう聴こえてしまう…。
「(Sacrifice to vice or die by the hand of )the Curse and damn you all you'll fall by the hand of the Sinner!」
”母さんは言う「こういうパーマは変だ」と、死のう!”
amazonにて購入(¥777)
- Label : HVM
- ASIN : B00005OM5H
- Disc : 1