Cracking The Code / Stephen Dale Petit (2013)
この日本では有名でないアーティスト、ステファン・デイル・プチ(Stephen Dale Petit 読み方あってるかな?)が引っ掛かったのは、アルバムに元ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・テイラー(Mick Taylor)と、ブルースの大御所ハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)の相棒ヒューバート・サムリン(Hubert Sumlin)が参加していると知ったから。本当はロン・ウッド(Ron Wood)も参加していると勘違いしたから購入に至ったんだけど、どうも違ったようだ(笑)。この面々から想像出来るように音楽の根幹はブルーズ・ベースのロック。アメリカ人らしいが、名前といい、スーツでキメたファッションといい、ヨーロッパの香りが強い。実際イギリスで活動していたらしいし、1969年生まれだそうだから、もうある程度活動歴があるようだ。この他にもゲストにドクター・ジョン(Dr.John)や、ブラック・キーズ(The Black Keys)のパトリック・カーニー(Patric Carney)、トロンボーンのクリス・バーバー(Chris Barber)など多彩な顔ぶれが参加している。この面子だけを見ても只者ではないということが想像出来るゾ。
Stephen Dale Petit - Guitar & Vocals
Hubert Sumlin - Lead guitar "Get You Off" and second guitar on "Holla"
Mick Taylor - Third guitar on "Holla" and second guitar on "Hubert’s Blues"
Dr. John - Keyboards on "Get You Off" and Organ on "Hubert’s Blues"
Chris Barber - Trombone on "Hubert’s Blues"
Angela Brooks - Backing Vocals on "Holla", "Get You Off" and "Hubert’s Blues"
Andy Caine - Backing Vocals on "Holla"
Patrick Carney - Drums on "Holla"
Jack Greenwood - Drums on "Hubert’s Blues" and "Holla"
Sam Odiwe - Bass
Jon Moody - Keyboards
Chris Williams - Drums
それでもファースト・アルバムが2008年というから随分と遅咲きだ。へヴィーなブルーズ・マナーに沿った曲ばかりという訳ではなく、どちらかというとポップだが、曲のまとまりも良く小気味いい。ギターはかっこいいし、ヴォーカルはどことなくピーター・ウルフ(Peter Wolf)を彷彿とさせる。実際のライヴ映像を見たことはないが、なんとなくヴィンテージ・トラブル(Vintage Trouble)をイメージしてしまった。ブルーズとはいっても正直アメリカ本国ではあまり受けなさそうな感じだが、洒落た感じがあるのでヨーロッパでは好かれるんじゃないかな。来日したらライヴで見てみたい奴だ。
amazonにて購入(¥1,100)
- CD (2013/9/24)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Universal UK