ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ヤマサちくわ本店 @愛知県豊橋市

2017年10月03日 | 愛知県(三河・老舗)

豊橋市内を歩いていた時に、年季の入ってそうな大店(おおだな)とデカい「ちくわ・かまぼこ」と書かれた木製文字看板がちらりと見えた。近寄ってみるとこちらがあの「ヤマサちくわ」の本店なのだとか。しかもこの辺り、”魚町”という地名だそうだ。歴史を感じさせるなァ。創業は文政10年(1827)。自分達オッサン世代だと小さい頃から延々と繰り返されたテレビCMが目に焼き付いている(コレ今もやっているのかな?)。早速木戸を開けて中へ。店内にはガラスケースがあり、様々な竹輪・蒲鉾製品が並んでいる。せっかく本店に来たのだからちょっといいやつを買って帰りたいのだが、あいにく思いつきで豊橋まで来ちゃったし、徒歩だし、外はかなり蒸し暑いし(訪問盛夏)、かといってクーラーバッグや保冷剤なんかを持ち歩くのは嫌なので、小さい包みのものを自分用にだけ物色する。

若い女性の店員さんはまだ高校生くらいに見えて初々しいが、「どちらからですか?」「遠くからありがとうございます」と、とても上手に自然に応対が出来る子で感じがいい。社員なら宝だな、こういう子は。「暑いのでよかったらどうぞ」と冷たいお茶と試食も出してくれた。オッサンは自分用の酒のツマミにすることを正直に告白して、一緒に選んでもらったのは「えだ豆くん」と名付けられた季節限定の蒲鉾。持ち帰って食べたが、素朴な味で、枝豆がまるっと入っていて食感が楽しく、旨かった。冷たくした日本酒の供にして少し醤油を付けたりして楽しんだ。自分は練り物で日本酒を呑むのが大好きなのだが、しょっちゅう食べるのでモノによってその味の差が歴然としていることもよく分かる。次は車で来てちょっといいやつの詰め合わせかなんか買おうかな。(勘定は¥388/包)

 


 

↓ 豊橋公園にある「旧・大日本帝国陸軍歩兵第十八聯隊・哨舎及び営門」(建築詳細不明・昭和10年頃?)。豊橋公園内にはまだいくつも遺構が残っているそう。かつては”軍都豊橋”と呼ばれるも、連隊は先の大戦でほぼ玉砕したという悲しい歴史も。

 

↓ すぐ近くの木立の中に建つ「軽油庫」あるいは「弾薬庫」と言われている建物(建築詳細不明)。にしては小さいように思うが分散保管していたのだろうか。防爆の為か屋根が簡素。

 


 

ヤマサちくわ 本店

愛知県豊橋市魚町97

 

( 豊橋 とよはし ヤマサのちくわ ヤマサ本店 竹輪 蒲鉾 ちくわ かまぼこ チクワ カマボコ 豊橋名産 近代建築 歩兵第18連隊 日本陸軍 軍都豊橋 ) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする