大垣市の北公園野球場の横にある「井筒食堂」へ。中休みが無いので使いやすい麺類食堂だ。創業は昭和42年(1967)だそう。ご夫婦でやっていらっしゃる。暖簾をくぐるとテーブル席が6つのみのこじんまりとした店内で、間口の狭い古い食堂ではよくある鏡が壁面に並んでいる。少し遅い昼下がりだったが先客は数組。壁には品書きの札が下がっていて、こちらは岐阜の古い食堂で散見される”天ぷら中華”(こちらでは”天ぷらラーメン”)があることでも知られている。さて何を頼もうか…「オムライス!」(←マンネリ)。調理場は小窓の奥なので様子は見えないのでテレビを見ながら出来上がりを待つ。
しばらくして平皿に盛られた「オムライス」が登場。やや強めに焼かれた薄焼き玉子で包まれているオールドスタイルのオムライス。もちろん上からはケチャップがたらされている。添えられているのは赤い福神漬。中はチキンがたっぷりと入ったケチャップライス。味付けは濃くないので、たらされたケチャップでちょうどいい感じになって旨い。ケチャップの銘柄はよく分からないが少し甘めのケチャップのような気がした。サクサクっと完食。次は丼物か、大衆食堂では見かけることの少ない「にしんそば」にしてみようかな。(勘定は¥650)
※令和2年5月に閉店されました
↓ 久しぶりに美濃赤坂方面へ足を延ばす。赤坂宿の旧街道沿いに建つ豪華な「清水工業(株)」の邸宅(建築詳細不明)◇。広い敷地の中には洋館らしき建物も。
↓ 「赤坂港会館」のはす向かいにある日本家屋に応接の洋館が隣接する建物(建築詳細不明)◇。戦前に流行した典型的な”お金持ち”スタイル。
↓ まるで鉛筆画のような枯れた味わいを見せる「矢橋タバコ店」(建築詳細不明)◇。木戸にはめられたガラスも歪みのある昔のガラスのまま。
↓ ベンガラで塗られた壁が特徴的な「竹中邸裏門(赤壁)」(建築詳細不明)◇。開いていたので中が見えたが広い駐車場が見えるだけだった。
↓ 美濃赤坂といえば大理石の生産で全国に名を知られる「矢橋大理石(株)」。広い敷地の中に建つこの瀟洒な建物は「旧・矢橋大理石商店・南陽倶楽部」(大正13年頃・1924・建造)◇。
↓ 同じ敷地内に建つ洋館「東館」(建築詳細不明)◇。こちらはハーフティンバー(柱などが装飾的に現しになっている)様式。
↓ 工場の敷地内には建造年は不明だが、かなり古いと思われる下見板張りの建物があちこちに残る。
↓ 修繕されているのであまり古くは感じられないが歴史のある「榎屋旅館(旧・中山道赤坂宿脇本陣跡)」(江戸時代・建築詳細不明)◇。いつ頃まで営業していたのかな。
井筒食堂
岐阜県大垣市見取町1-5-14
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