愛知県津島市の「津島神社」に参拝。この辺りは何度も訪れているがしっかりお参りするのは初めて。大きな鳥居のある東側の参道にある「角政」へ。参道には古くから伝わる「あかだ」と「くつわ」という一風変わった菓子を扱う店がいくつかある(←かつてはもっとあったらしい)。こちらの店の創業は天明時代というから230余年もの歴史がある。銘菓目当てに店に入ってみた。ショーケースには箱入りのものもあったが、選んだのはお土産用の小さい包装のもの。
HPより
家に持ち帰って包みを開ける。「あかだ」(写真上左)は丸い醤油味のおかき。これがとんでもなく硬い。歯の弱い人では噛み砕くことが難しいかも。味は濃くないのでじんわりと醤油の風味が拡がる。「くつわ」(写真上右)は輪っかの形。団子を蒸して砂糖と胡麻を混ぜてから揚げてあるのだそう。こちらもとんでもなく硬い。噛み砕いているとじんわりと甘さが拡がる。どちらの菓子も噛む度に「ガキッ」とか「ボキッ」とか恐ろしい音がして、自分の歯が心配になってしまう(苦笑)。こんななので小さい包装でもなかなか減らない。思い出してはお茶と一緒につまんで、その度に自分の歯を心配する羽目に(笑)。これが伝統的に受け継がれているなんて面白いなァ。(勘定は¥1,000)
↓ 「津島神社」は本殿(慶長10年・1605・建造)と楼門(写真下右・天正20年・1592・建造)が国の重要文化財に指定されている。
愛知県津島市馬場町7
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