Queen Of Rock 'N' Roll / Tina Turner (2023)
2023年に亡くなったティナ・ターナー(Tina Turner)。自分が彼女の音楽を初めて聴いたのは、中学生位の時にレンタル・ビデオ・ソフト(死語)でアイク&ティナ・ターナー(Ike & Tina Turner)時代の映像を観てだったと思う。当時は過去のアーティストだと思っていたが、その後1984年発売のソロ作品「Private Dancer」が大ヒットして復活し、MTVなどの影響もあって完全に第一線に返り咲いた。元々色んなアーティストにリスペクトされている彼女なので数々の共演もあったな。晩年はなかなか活動が聞こえてこなかったが、50年代から活動をはじめ、1960年には舞台に立っていたというから充分に長いキャリアだ。
こちらはティナを”ロックンロールの女王”と奉っての3枚組のアンソロジー。逝去後すぐに編纂された追悼盤のひとつ。1曲目が1975年のツェッペリン(Led Zeppelin)のカヴァー「Whole Lotta Love」だから、それ以前のアイクとのソウル期の楽曲は無し。ボウイ(David Bowie)やクラプトン(Eric Clapton)、ブライアン・アダムス(Bryan Adams)らとの共演曲もばっちり収録。正直ロック色の強くない曲もあるので、”ロックンロールの女王”というタイトルのコンピとしては焦点がぼやけてしまっている気がしないでもないが、シングル・カットされた曲を中心にまとめてあるそうだし、3枚組というヴォリュームだけあって彼女のソロ・キャリアを総括するという意味では充分な内容になっている。自分は最後期の曲をあまり知らなかったので新鮮だった。
ネット・ショップにて購入(¥2,350)
- Label : PARLOPHONE
- ASIN : B0CJVP5DW3
- Disc : 3
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