The Very Best Of The Jacksons / The Jacksons (2009)
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の在籍したジャクソンズ(The Jacksons)のベスト盤CD2枚組。モータウン時代、つまりジャクソン5(Jackson 5)時代の曲もきっちり収録している。マイケルがジャクソン5に参加したのはなんと5歳の頃(!)。その時から長男のジャーメイン(Jermaine Jackson)に代わってリード・ヴォーカルを務めたというんだから余程モノが違っていたんだろうか。それまでのバンドからヴォーカル・グループになった彼らは各地のオーディション大会を総ナメしてレコード契約。音楽のみならず、アニメになったりコメディ番組に出演したりとその後は国民的グループとなって活躍。自分は80年代の後半になってアメリカで再放送で見たことがあるけれど、やっぱりずば抜けてマイケルが非凡だった。
凄いなと思うのはマイケルが成長して声が変わったりしても才能を維持し続けたこと。自分は特に好きという訳ではなかったが、モータウンのコンピ盤には必ずジャクソン5が選曲されていたので有名曲は知っていたし、マイケルがソロで大ヒットした時には人並みに聴いた(というかPVで観た)。このベスト盤ではマイケル離脱前のジャクソンズ時代の曲も多く収録しているが、自分が初めてジャクソンズ関連のレコードを買ったのはミック(Mick Jagger)と共演した2-13「State Of Shock」だったから随分と知らない期間が長い。その知らない時代に特化して聴いてみると、そのままマイケルのソロに繋がるようなポップで完成度の高い曲が揃っている。もちろんマイケルを前面に押し出しているので、だんだんとマイケル&ザ・ジャクソンズみたくなっていったのは仕方がないことだろう。ただマイケルが爆発的な人気を博した後、他の兄弟の苦悩は想像するに余りある。当時グループとしてどの程度評価されていたのかな。
中古店にて購入(¥330)
- Label : Sony
- ASIN : B00020JPI6
- Disc : 2
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