ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Jack In The Box / AC/DC

2013年05月11日 | ハードロック・へヴィーメタル

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Jack In The Box / AC/DC (2010)

2010年のブラック・アイス・ジャパン・ツアー音源。3月12日の埼玉スーパーアリーナ初日公演を良好なオーディエンス録音で収録。New Tattooというレーベルからの発売で、CD-R(最近のブートはRが多い)だが安価だったので購入。

あれからもう3年か…。埼玉2公演、大阪1公演の3公演全部に駆けつけた。いやぁ今更ながら楽しかったな、あの日々。AC/DCについては語りつくされているとはいえ、ここ日本においてはなぜか諸外国のような「生ける伝説」としての扱いは受けておらず、集客も今ひとつ。関東、関西共に超満員とならない不思議。彼らがなぜ世界中のファンに熱狂的に愛され、数多の超一流アーティスト達にリスペクトされているかはライヴに行けば一発で分かるのだ。

そう言いながら自分も彼らを聴きだしたのは随分遅く、きっかけは(たぶん)80年代に雑誌のインタヴューか何かでストーンズ(The Rolling Stones)のキース(Keith Richards)がフェイバリット・バンドに挙げていたから。何しろ生ける伝説のキースが大好きだと言うんだから。それまでは自分もへヴィメタ?という偏見を持っていたので聴くまでに至らなかったけど、いわゆる日本でのジャンル分けに当てはまらず、へヴィメタの様式美なんて全く無い(ある意味別の様式美はあるが…)硬派なハードロック・バンドだと分かってから大好きになった。

AC/DCは公演地によって演奏曲を変えたりなんて小細工はほぼゼロ。ツアーが始まったらどこであろうと最初から最後まで内容はほぼ同じで「お約束」の連続。アンガス(Angus Young)のギターリフが大音量で鳴り出したら全てを忘れて「お約束」に乗りまくるのが流儀だ。何しろええ歳こいて頭頂部が薄くなったオッサンがいまだにスクール・ボーイのコスプレってありえないでしょ、普通(←これもお約束なのだ)。それに相変わらずアンガスは本当にいい音鳴らすのだ。これは絶対に会場でしか味わえない快感。

このNew Tattoo盤の音は超A級という訳ではないが、安心して聴けるレベル。昔のブートはとても聴けたもんじゃないものが多かったし高額だったが、最近は「来日公演もの」であれば余程の事が無い限り、大外しはない(物が物だけに自慢できる事ではないが)。何しろ器材も発達したし、情報が多いからね。しかもすでにこうした音源はCDにさえならない時代。80~90年代初めに西新宿で一か八かのブートを漁った事のある人(自分もです)からすれば隔世の感がある。

オークションにて購入(¥1018)


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