ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

My Generation (Deluxe Edition) / The Who

2022年11月24日 | クラシック・ロック

My Generation (Deluxe Edition) / The Who (2004)

ザ・フー(The Who)のデビュー・アルバム「My Generation」といえば、80年代にはこのオリジナル・ジャケットの盤は入手困難で、自分はかつて(何故か)Virginから出ていた再発monoアナログ盤を所有。CDではMCAからアメリカ版ジャケが出ていたが、ちゃんと肩に「Brunswick」あるいは「Decca」と入った盤は2000年代に入ってからやっとデラックス・エディション2枚組として発売された。でもその盤も細かく分析するとオーヴァー・ダブがあったりと色々と難があり、何だか今ひとつの印象。自分はこそっと音源だけは手に入れていたが、フィジカルで買うのは見送ってしまっていた。自分が買ったのは日本企画のオリジナル・モノラル盤が出てから。

今回購入したのは当初出たデラックス・エディションの紙ジャケ2枚組。以前のモノラル盤と違って2枚に分けてあるのはいい感じ。ちゃんとBruswickの英盤とDeccaの米盤が出来のいい紙ジャケで味わえる(ジャケ写真下)。

1枚目のオリジナルはやっぱり最高。ピートならではのオリジナルなポップ・ソング、そして世代のアンセムでもある「My Generation」、そこに何曲かカヴァーが加わる素晴らしい内容だ。同じマディ(Muddy Waters)をカヴァーしてもストーンズ(The Rolling Stones)らと違ってよりR&B的なカヴァー。彼らがわざと”Mod”路線に寄せていたのは現在では周知の事実だが、ピート(Pete Townshend)が発言しているように実際にそのムーヴメントの一躍を担ったのは紛れもない事実。

何でも2002年の最初のデラックス・エディションでの欠落したパートや定位の変更は修復されているらしいが(←ちゃんとライナー読め)、もうそこまでしっかり意識してスピーカーの左右チャンネルに集中して聴くことはなくなってしまったから正直聴き比べていません(→ならこの盤買う必要あったかな?)。え?まだ2016年の5枚組スーパー・デラックス・エディションがあるって? 今度こそ本当にお腹いっぱい。

ネット・オークションにて購入(¥478)

  • Label ‏ : ‎ ユニバーサル インターナショナル
  • ASIN ‏ : ‎ B00026CIUC
  • Disc ‏ : ‎ 2

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