Music For Pleasure / The Damned (1977)
好きなアーティストの訃報ばかり。もうこれからはこんなんばっかりなんだろうなァ…(涙)。今度は元ザ・ダムド(The Damned)の初代ギタリスト兼ソングライターのブライアン・ジェームス(Brian James)が亡くなった。近況は全然知らなかったので突然でビックリ。それでも70歳だったそうだから驚く歳でもないか。自分は後追いではあったがダムドのファースト・シングル、それにファースト・アルバムは、オリジナル・パンクを語る上で外すことが出来ない歴史的名盤。自分は80年代後半にどちらもアナログで購入したが、中古でも特にスリーブ付きのシングルは安くなかった。でもそれより先にBBCのピール・セッション(The Peel Sessions)の12インチEP(ジャケ写下)を聴いていたかな。スタジオ一発録音ならではのバンドの生の勢いと、12インチ45回転ならではの高音質が最高だった。
飛びっきりカッコイイ彼らの最初期のほとんどの曲を書いていたブライアンがどうして早々にバンドを離れたのかは知らないのだが、その後、ソロや元デッド・ボーイズ(Dead Boys)のスティーヴ・ベイターズ(Stiv Bators)とローズ・オブ・ザ・ニュー・チャーチ(The Lords of the New Church)を結成するなど、それなりに活躍していた(しっかり聴いたことないけれど)。何度かダムドの再結成にも参加したはず。でもだんだんそうした活動も聞こえなくなり…。追悼は自分の大好きなダムドのセカンド・アルバム「Music For Pleasure」。もちろんブライアンも参加していて、ファーストと同様にほとんどの曲を書いている。曲も粒ぞろいで劣らずイイのに、なぜか印象が薄く過小評価され続けていると思う作品だ。プロデュースをパンクの天敵、ピンク・フロイド(Pink Floyd)のニック・メイソン(Nick Mason)が担当したからか、それともダサすぎるジャケットのせいか…。R.I.P.
Brian James (1955-2025)
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