Let There Be Rock:The Movie - Live In Paris / AC/DC (1997)
AC/DCの5枚組ボックス・セット「Bonfire」に入っていた1979年12月9日のパリでのライヴ2枚組。自分はこのボックス・セットをなぜかバラバラに買うことになったので、ようやくこのライヴ盤でコンプリート。最初からボックスを買えば良かったのだが、値段は高かった割に音源として定番のアトランティック・スタジオライヴやアルバム「Back In Black」はすでに持っていたのであまり希求しなかった。今はもうボックス自体が安くなっているからこれから購入する人は是非ボックスをどうぞ(笑)。
ヴォーカルの故ボン・スコット(Bon Scott)在籍時のライヴとしては後期のもので内容はもちろん映画「Let There Be Rock」のサントラだが、インタビュー映像などがライヴ途中に挟まれる映画よりも純粋にライヴを楽しめるのはこちら。それに「T.N.T.」はこのライヴ盤のみに収録。ただ残念ながらDVD共に1曲欠けていてライヴの完全盤ではないとの事。
ちなみに宗教にはあまり詳しくないが、この題は「光あれ」と訳される旧約聖書創世記の言葉「Let There Be Light」のもじりだと分かっていないとあまり面白くない。この曲のPVでもボンは牧師として登場している。
絶頂期というかとうとうこれで世界征服というタイミングで亡くなってしまったボン・スコットのライヴでの下品な(※褒め言葉です)ヴォーカルが存分に楽しめる好ライヴ盤です。没後も未だに愛される存在のボン。彼の後任で現ヴォーカルのブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)を含めてメンバーとファンがずーっと彼をリスペクトし続けているのが本当に微笑ましい。
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