岐阜市八代の「金龍」。去年の夏の終わり、ゲンゴロウさんのブログで知ってどうしても食べてみたかった「冷麺」。去年は結局行きそびれたが、今年は満を持しての訪問。蒸し暑いある日に店先の赤い回転灯が回っているのを確認して横の駐車場に車を入れた。店内カウンターには年配の夫婦が2名。親しそうに主人と女将さんと喋っている所をみると常連客のようだ。女将さんもおしゃべりが楽しそう。小上がりの方に「冷麺」の紙短冊が貼ってあるのを確認し、お願いした。古いエアコンがゴーッと音を立てる中、2人の息の合った調理が始まる。女将さんの物言いはチャキチャキだけれど仲がいいんだよなァ、この夫婦。羽釜で麺が茹でられ、下ごしらえ済みの具材が配置され、完成。
女将さんの手によって渡された「冷麺」は、「金龍」の銘が入った大きな楕円の皿にこんもりと盛られている。これ、4人前に使う皿じゃないのか(笑)。金龍らしいものすごい盛り。あの痩せた夫婦が作ってどうしてこうなるのか(笑)。具材は玉ねぎ、もやし、キュウリ、ハム、紅生姜、そしてあっさりとした鶏胸肉のチャーシューが3枚のって、上から刻み海苔がかけられている。つゆは酸味が強く、冷やし中華でよく使われる胡麻油の風味は無い。麺は特徴的なあの平打ち麺。茹で加減はやわでピロピロの食感。うん、旨い。これを次々と引き摺り出して一気呵成に手繰っていく(→止まったらダメ)。量が多いので味的には単調になるが、唯一無二の冷麺(冷やし中華)。年配の先客も頼んでいたようだが食べ切れなかったようでほとんど残して帰っていった(苦笑)。最初は怯んだが、意外とするっと完食出来た。(勘定は¥700)
この後の記事はこちら (6)
金龍
岐阜県岐阜市八代3-2-7
( 岐阜 ぎふ 八代 やしろ きんりゅう ラーメン 中華そば 焼飯 やきめし ヤキメシ チャーハン 大盛 デカ盛 冷し中華 )
そうそう仲良し夫婦で楽しそうです。
お父さんのこと大好きなんだろうなぁと思いながら食べたの思い出しました。
ああ冷麺のこと忘れてました。
ここは行く前に走って腹すかさなきゃ。
>行く前に走って腹すかさなきゃ
私は走らない(走れない?)ので夕飯が要らなくなってしまいます(笑)。
この金龍の店が建物がなくなってるんですが何か事情をご存知ですか?
移転したのか、閉店しちゃったのか。
あの絶品焼飯をもう二度と食べられない…とするとショック大きいです。
>金龍
自分は建て替えると聞きました。その為に夏(だったかな)まで一時休業だと。
「お、あの年齢でまだ店をやる気があるんだ、嬉しいナ」と思ったんですが…。
良かったあ、安心しました。
どれだけ検索してみても情報が見当たらなかったので。
さすがハリーさん、ありがとうございます。