ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ヒモノ食堂 @三重県四日市市

2019年08月26日 | 三重県

久しぶりに三重県四日市市へ。車で到着したのだが昼時はとっくに過ぎた時間に着いたので、ランチ営業時間に間に合わず、開いている店は限られていた。折角車があるので郊外へと出掛け、辿り着いたのは四日市港にある「ヒモノ食堂(四日市ひもの食堂)」。場所柄、港湾や工場で働く人向けに出来た食堂だろうか。営業母体は「(株)弁イ」というという水産会社のようだ。看板には創業昭和11年(1936)と書いてあるが、会社の沿革を見ると食堂が出来たのは80年代に入ってからのよう。だだっ広い未整備の駐車場には外れた時間にも関わらず沢山の車が停まっている。店に入ると各種の干物が並べてあり、横のテーブル席や小上がり席には満員の客が。大混雑。日曜とあってか家族連れが多い。干物を選んでレジに行き後ろで焼いてもらい、呼ばれたら取りに行っていただくというシステムのようだ(勘定はなぜか後払い)。レジ兼調理場には6人くらいの女性店員が居るが完全セルフ・サービス。酒やビールも店内の自販機で購入する。干物が並んでいる場所に居た年配の店員に「地の物はどれですか?」と訊いたがよく分からない様子。色々な所から集められる魚を加工しているようで、地の物という括りはあまり意味がないのかも。とりあえず「あじ」を選び”定食”にしてもらう。

番号を確認すると大体15組ほども後になるようで心配したが、焼く魚の大きさの関係か番号順ではなく呼ばれた順に取りに行く。盆を持ってテーブルに戻る。盆の上には焼かれた「あじ」と大きめの飯碗のご飯、それに味噌汁と漬物。業務用の焼物器で焼かれた鯵は少し大きめ。なのでぜいごも硬い。身の厚さはごく普通。場所が場所だけに期待値は高かったが、特に鮮度が抜群とかいう訳でもない(干物でも鮮度の良いもの、手当の上手いものは旨い)。ま、でもこれは輸送環境の向上で全国どこに行っても良い物が食べられるようになったということなんだろう。卓上に”旨だれ”というものが用意されていたので少し付けたりしていただいた。(勘定は¥850)

 


 

↓ JR四日市駅近くの栄町の路地に建つ洋館付き住宅(建築詳細不明)。窓上がアーチ状になっているのが可愛らしい。腰壁はタイルで装飾されている。

 

↓ 以前にも訪れた「三和商店街」はとうとう立入禁止になっていた(当たり前だ・笑)。周辺の崩れ方も酷く、重機を使わなくても自然倒壊してしまいそう…。

  

 


 

四日市 ひもの食堂

三重県四日市市富双町2-1-30

 

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4 コメント

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Unknown (満月姫)
2019-09-03 05:47:06
お向かいにある、
まぐろ食堂にハシゴした事あります(笑)
返信する
Unknown (ハリー)
2019-09-03 06:40:31
満月姫さん、こんにちは。

>まぐろ食堂にハシゴ

すごいですねー(笑)。この日も「ヒモノ食堂」に劣らない客入りのようでしたよ。
返信する
地の物 (まっどだいまる)
2019-09-10 19:35:41
数か月に一度ひもの食堂に行って食べているのですが、あそこに地の物はないとおもいますw
おばちゃんたちもそんなこと考えずに焼いていると思われますw
弁イさんのHPでも分かりますが冷凍で輸入or国内でとれた魚を干物にしていろんなスーパーなどに卸しているところがやっているところなので。
ちなみにご存知かと思われますが隣の大遠会館さんはバローグループの一員ですし。
弁イさんは単独でやって見えるみたいですが、、
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Unknown (ハリー)
2019-09-10 21:41:06
まっどだいまるさん、こんにちは。

>数か月に一度

そうですか、結構な頻度で行ってらっしゃるんですね。

>弁イさんのHP

私も記事を書くために調べていて後から知ったのですが、ああいう大きな会社が母体なら
地の物はないでしょうね。つい漁師町の干物屋のつもりで訊いてしましました…(笑)。

>大遠会館さんはバローグループ

全く知りませんでした! バローはこんなこともやってるんですねー。
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