ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Heavy ConstruKction / King Crimson

2023年06月09日 | プログレッシヴ・ロック

Heavy ConstruKction / King Crimson (2000)

キング・クリムゾン(King Crimson)の2000年に行われたヨーロッパでのライヴ録音3枚組。ツアーはオリジナル・アルバム「The Construkction of Light」に伴って行われたもの。ただし3枚目はインプロヴィゼーション演奏ばかりをまとめてある。2枚目にはWindows Media Playerで再生できるビデオ映像も収録されているとのこと(←観たことないので1度くらい観てみないと・汗)。ライヴといっても録音はミキシング・デスクのDATだそう。メンバーはフリップ(Robert Fripp)を始め、エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)、トレイ・ガン(Trey Gunn)、パット・マステロット(Pat Mastelotto)の4人体制。

いきなりパットのへヴィーなドラミングで始まるが、まだエイドリアンのヴォーカルが温まっていないからか、かなり不安定で先行きが案じられる。ギターの音も硬質で当時の音楽的ブーム(グランジ、インダストリアルetc...)も反映されているのかも。相変わらず4人とは思えない高度なテクニックを披露しているが、やはり編成の違いで個性は出るもので、今まで聴いてきた曲も雰囲気が違ってくるのが興味深い。目玉は何と言っても2枚目最終曲の「Heroes」。オリジナルでギターを弾いていたフリップがライヴでっていうのもグッとくるが、ボウイ(David Bowie)とも共演したエイドリアンがヴォーカルをとるっていうのもグッとくる(でも”I Remember~”のコーラスはあって欲しかったナ)。3枚目のインプロは正直あまり長々と熱心に聴ける類のものではない(これってProjeKct?)。

※クリムゾンから派生した実験音楽ユニット

ネットショップにて購入(¥1,200)

  • レーベル ‏ : ‎ Panegyric
  • ASIN ‏ : ‎ B07GJ7979L
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 3

 


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