Owari / Stick Men (2020)
トニー・レヴィン(Tony Levin)を擁するスティック・メン(Stick Men)の2020年来日公演のライヴCD。彼らのライヴ・アルバムは日本語を使用するのが慣例になっているのか「Owari(終わり)」と名付けられている。このツアーはコロナ禍によって来日公演初日の名古屋公演(1st.セット、2nd.セット)以外は全てキャンセルになり、後に予定していた中国公演もキャンセルになったので唯一の音源となっている。ベースのトニー、ドラムスのパット(Pat Mastelotto)、タッチ・ギターのマーカス(Markus Reuter)というメンバーに加え、レヴェル42(Level 42)などで活躍したゲイリー・ハズバンド(Gary Husband)が参加。
「Hajime」と名付けられた幻想的なインタープレイから始まるアルバムは、彼らの代表曲やキング・クリムゾン(King Crimson)の曲を含めて10曲。サウンドボード・ダイレクトと思われる録音は、全員バカテク+へヴィー・サウンド、それに観客の歓声はほとんどオフとあって、これホントに編集なしのライヴ音源?と訝ってしまう完成度。変拍子で複雑な構成の曲でもメンバーはいつも通り涼しい顔して演奏しているんだろうなァ。ドラム・プレイヤーでもあるゲイリー・ハズバンドはキーボードのみの参加みたい。大きくスタイルが変わっている訳ではないが、定番曲にもちょっとしたスパイスを加えている。
ネット・オークションにて購入(¥650)
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