ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Soul Hits of The '70s : Didn't It Blow Your Mind? Vol.3 / Various Artists

2014年12月06日 | ソウル・ファンク・R&B

Soul Hits of The '70s : Didn't It Blow Your Mind? Vol.3 / Various Artists (1991)

米ライノ(Rhino)が編集したソウルのヒット曲集の第3集。サラッと調べただけでパート20くらいまであるシリーズの内の1枚。こういうものを編纂させたら右に出るものはいないライノだし、大手レコード会社と提携する前の独自の路線が貫けていた90年代初頭までに作られた編集盤なので、その内容はお墨付き。シリーズの他は持っていないのだが、第3集とあってもまったく隙が無い素晴らしい選曲。

それにしても2000年代頃までは、アナログ録音の作品をCD化するためにマスタリングする際に通称「ドンシャリ」という低音と高音を著しく強調した音が流行ったり、その後にはよりアナログライクな中音域が伸びる音が流行ったりと、その時々によって流行があって、それが時を経ると違和感を作り出す要因ともなっていたのだが、ライノ、特にリマスタリング・エンジニアを担当していたビル・イングロット(Bill Inglot)氏の音は、綺麗な音であるのはもちろん、とても素直で、様々な音の流行の変遷を経た今聴いても全く違和感がない音なのが凄い。さぞかし熟練したベテランの職人かと思いきや、彼がライノで活躍した時期ってすごく若くてびっくりした覚えがある(不正確かも)。

ライノについては日本のワーナーのHPに萩原健太氏らによる「僕らの大好きなRHINO」という歴史や魅力を解説した分かり易くて素晴しいページがあったのだがリンクが切れてしまっていて残念。

01 The Flaming Ember - Westbound #9
02 Ike & Tina Turner & The Ikettes - I Want To Take You Higher
03 Chairmen Of The Board - (You've Got Me) Dangling On A String
04 Edwin Starr - War
05 Ronnie Dyson - (If You Let Me Make Love To You Then) Why Can't I Touch You?
06 Gene Chandler - Groovy Situation
07 Chairmen Of The Board - Everything's Tuesday
08 Spinners - It's A Shame
09 Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band - Express Yourself
10 100 Proof Aged In Soul - Somebody's Been Sleeping
11 The Presidents - 5-10-15-20 (25-30 Years Of Love)
12 The Flaming Ember - I'm Not My Brothers Keeper

中古店にて購入(¥108)

  • CD (1991/1/29)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Wea/Rhino

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