ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

みよし @名古屋市西区・円頓寺

2021年06月23日 | 名古屋(中村区・西区)

閑古鳥が鳴いていた頃を経て、生まれ変わって成功した商店街としてメディアに取り上げられる事も多い円頓寺商店街。確かに活気は昔よりあるが、こうして時々訪れると新しい店の入れ替わりも結構激しいのに気付く。コロナ禍ともあってなかなか店を長続きさせるのは難しいかもしれない。この日も確認は出来なかったが、ひょっとして廃業されたかも、という店が何軒もあったし、あの「勝利亭」のあった土地は更地になっていた(隣の「芒種」は近くに移転)。そんな商店街の通りから路地を入った所にある麺類食堂「みよし」へ。創業は60年以上前になるのだとか(昭和32年という話も)。店先には出前用のカブが2台も停まっている。暖簾をくぐって中に入ると小上がり席が1つとテーブル席が5つほど。しっかりと客が入っている。幸い一番奥のテーブル席が空いたので座らせてもらった。歩いて来たので、品書きには無いものの壁に貼ってあったビールをお願いする(訪問・緊急事態宣言前)。

給仕の若女将がキリンラガーの大瓶を持って来てくれた。酒肴には「一口串揚げ」というピッタリなものがあったのでそれを。冷たいのをグイッとやる。やっぱり晴れた昼に呑むビールはウメーッ。届けられた「一口串揚げ」は、海老、いか、白身、かぼちゃ、いんげん、というラインナップ。付け合わせはドレッシングのかかった千切りキャベツ。別皿の中濃ソースをつけていただく。小さいが一口で放り込めてちょうどいい。すぐにビールで追っかけて口中を冷却。こんな感じで新しめの品も多く取り揃えているところを見ると代替わりしているだろうか。

さて締めには麺類を。外もだんだん暑くなってきたので「たぬきうどん」を「冷たいので」とお願いした。しばらくして届けられた「たぬきうどん」の水面には揚げ玉、ほうれん草、飾り切りしてある赤縁のカマボコがのっている。刻みネギは別皿で。先につゆを啜ってみると、古い食堂らしからぬ甘くないタイプ。うどんも角の立った張りのある麺で若々しく、旨い。するするといただいて勘定してもらった。日曜の麺類食堂の正しい使い方だ(笑)。いい気分で外に出て交差点に向かうと、ちょうど出前(引上げ?)のカブが出陣するところ(写真下2枚目)。(勘定は¥1,780)

 

 


 

↓ 名古屋市の登録地域建造物資産にも指定されている道具屋「松川屋」(昭和25年・1950・建造)。店先にもしっかりと現役感がある。

 

↓ 創業が大正2年(1913)という「化粧品のフジタ」(建築詳細不明)。今まで気付いていなかったが、2階を見上げてみたら、豆タイルを貼ったRのある壁に木枠の窓と、とても洒落た建物だった。

 

 


 

お食事処 みよし

愛知県名古屋市西区那古野1-13-3

 

( 名古屋 なごや なごの えんどうじ 円頓寺商店街 みよし 三好 出前 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 饂飩 蕎麦 味噌煮込み みそ煮込 きしめん 近代建築  )


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