Rare Anthology Vol.1 & Vol.2 / The Kinks

 

Rare Anthology Vol.1 / The Kinks

Rare Anthology Vol.2 / The Kinks

キンクスのレア曲を集めたブートレグ（海賊盤）2枚組×2作品。デビュー前音源からBBC音源、デモ、アウトテイクなどを年代順に収録。ストーンズ（The Rolling Stones）やフー（The Who）と違ってキンクスはブートレグを集めるまでには至っていないので各音源の貴重度はよく知らないが、どれも音質的にOKなものばかりなので安心して聴き続けることが出来る。ブートレグ初心者にもおすすめ。ただし今度オフィシャルでBBC音源の拡大盤が出たのでこの中のBBC音源の大半も正式に収録されただろうと思う（未確認）。

どこから聴いてもキンクスらしい哀愁の漂ったメロディーが堪能出来てなかなか良い買い物だった。この曲は何時のどんなというような細かい探究は抜きでダラダラと流すのに相応しい。

彼らの魅力が分かったのは随分と後になってからで、やっと最近彼らの正規発売アルバムのCDをほとんど集め終わった。あとはボックスや最近出たBBCボックスを買うべきか否か。もう活動再開は見込めないグループだけにこうした発掘物を楽しむしかないのがある意味残念だが、先日のロンドン・オリンピックの閉会式ではレイ・デイヴィス（Ray Davies）が元気な姿を見せてくれてうれしかった。

オークションにて購入（2set 計￥928）

Bootleg：XO‐014、XO‐015

The Globe Sessions (Special Edition) / Sheryl Crow

The Globe Sessions (Special Edition) / Sheryl Crow　（1998）

シェリル・クロウ（Sheryl Crow）のヒット作のスペシャル・エディション。ボーナスディスクにはカナダでのライヴを6曲収録。このアルバムも粒ぞろいで既に所有していたが、スペシャル・エディションは持っていなかったので2枚目目当てで購入。

シェリルのディスコグラフィーはどのアルバムも収録曲が一部違っていたり、ボーナストラックが追加収録されていたり、ボーナスディスクが付いている物があったり、ジャケが違っていたり、と大変分かりにくい。国ごとに色んなヴァージョンを発売したり、ツアー毎にスペシャル盤を出しているようだけれど、それが仇になって逆にアルバムとしての評価を下げてしまっているような気がする。このアルバムはこれで始まりこれで終わるっていうキメみたいなものに欠けていて、どれも佳作だけれど名作と呼ぶのには「薄い」感じ。おまけにシングルも同タイトルで何種類も出すからややこしい。一体何枚同じ曲の入ったCDを買わせる気だ！キャリアを通じていつでもクオリティの高い音楽をやっているので本当に惜しい気がします。

中古店にて購入（￥500）

CD (1999/2/17)

Disc: 2

Format： Limited Edition

Label: ポリドール

胡蝶庵 仙波 ＠岐阜県岐阜市

岐阜市日光町にある蕎麦の名店。旧店舗の時代から何度も訪問しているが、現在の店舗になった時に子供の入店が禁止になってしまい、しばらく行けなくなってしまった。その間に蕎麦が好きだった子供が蕎麦を好まなくなってしまってしばらく足が遠のいていたが、また最近1人の時に訪問するようになった。

午後遅い時間だったので静かな店内に凛とした空気が流れていて心地良い（ちなみにこの店は中休みをとらず昼で営業が終わるはず）。蕎麦を2枚頼み、1枚を「ざる」に、もう1枚を「手碾き」にしてもらった。「ざる」はざらついた表面で香りはさほどでもないが喉越しがよい。続いて「手碾き」は太めでしっかりとした歯応え。口に入れると香りが広がり歯切れも良く楽しめる。どちらもそれぞれ旨い。つゆは自分の好きな濃いめの辛め。昨今は出汁の風味の強いマイルドな蕎麦つゆが多いが自分はここのようにきりっとしている方が好み。

蕎麦とつゆの加減といい、店の佇まいといいこの辺りでは最も自分の好みに合っている。こういう雰囲気の店でこういう蕎麦を出したいという店の方針が全てに行き届いている感じ。でも昔のように幼児用の食器を出してくれた大衆的なお店だった頃もちょっと懐かしいかな。

この後の記事はこちら

 

胡蝶庵　仙波

岐阜県岐阜市日光町3-26

 

（　岐阜　ぎふ　胡蝶庵　こちょうあん　こちょうあんせんば　蕎麦　そば　蕎麦切り　）

The Matrix (Music From The Motion Picture)

The Matrix (Music From The Motion Picture)　（1999）

何で今頃「マトリックス」のサントラ（笑）。おぉ、もう10年以上前ですか…。当時こういうジャンルの音楽をよく聴いていたのに何故買わなかったのか不思議。超メジャー映画だっただけに避けたのかな（←そういう偏屈なところもあったりします）。

マリリン・マンソン（Mariryn Manson）、プロディジー（Prodigy）、ロブ・ゾンビ（Rob Zombie）、レイジ（Rage Against The Machine）などと聴きまくった懐かしい面々。この頃はオルタナ系へヴィ・ロックの勢いが凄かったなぁ。レイジ、プロディジーの組み合わせは伝説の第1回フジロックフェスティバル＠静岡・天神山を思い出させます。圧倒的なライヴ演奏ではあったが、台風直撃でつらい体験でもあった…。あれほど当時動向に注目していたレイジもザック（Zack de la Rocha）脱退後一時活動を停止してしまったあと復活したはずだが今はどうなっているのやらさっぱり知らない。冷たいものです。

今聴くとさすがにいまさら感はありますが、楽曲の粒は揃っているので悪くない。時々こういうハードな音を大音量で聴きたくなります。

中古店にて購入（￥105）

CD (1999/5/26)

Disc: 1

Label: ダブリューイーエー・ジャパン

Live 1983-1989 (Includes Free Exclusive 6 Track CD) / Eurythmics

Live 1983-1989 (Includes Free Exclusive 6 Track CD) / Eurythmics　（1993）

確か活動停止時期に出ていたライヴ盤。これは限定3枚組のタイプで、3枚目には1989年ローマでのアコースティックライヴが6曲収録されている。

ライヴといってもいろんな時期からの寄せ集めでMCとかは無いので、ライヴ感というか高揚感はあまり感じられない。演奏は選りすぐってあるだけあってとてもいい。数々のヒット曲を持つ彼らだけに2枚に収録された曲はほぼ全て大ヒット曲なのがすごい。アニー・レノックス（Annie Lennox）のライヴでの原曲と違う歌い回しが聴きどころ。

それにしても充分リリースに余裕があった時期なはずなのに、どうしてDisc１のラスト6がフェードアウトなんだぁ…。しかもめちゃめちゃかっこいい曲だというのに。さっぱり理解不能の編集。

限定ボーナスのDisc3はアニーのテンションも高そうでとても充実したアコースティック演奏。曲がいいのでアコースティックにしてもやっつけ感は全くなく、充分魅力的。これならこの路線で1枚作っても良かったかも。

amazonにて購入（￥498）

CD

Disc: 3

Format： Box set, Import, from UK

Label: RCA

Almost Famous (Music From The Motion Picture) / Various Artists

Almost Famous (Music From The Motion Picture) / Various Artists　（2000）

日本題「あの頃ペニー・レインと」。恥ずかしながらこれまた映画は未見。この題よく聞いた覚えがあるから結構ヒットしたのかな。格安コーナーで発見し購入。

音楽雑誌ライターの話とあって選曲は素晴しい。でも有名バンドだけれども選曲はちょっとひねってあるところがミソ。ザ・フー（The Who）の「Sparks」（←名盤「トミー」のインスト曲）が選曲されているのは珍しい。レイナード・スキナード（Lynyrd Skynyrd）にはあまり詳しくないけれど名曲「Free Bird」によく似たグッとこさせるメロディーが秀逸。ツェッペリン（Led Zeppelin）もアコースティック曲だし、ボウイ（David Bowie）もライヴのカヴァー曲。有名曲ばっかりのストレートな選曲じゃないので飽きずに楽しめる。

この映画も今更ながら探して観てみよう。

ブックオフにて購入（￥250）

CD (2001/3/23)

Disc: 1

Format： Soundtrack

Label: ユニバーサル インターナショナル

Tin Machine Ⅱ/ Tin Machine

Tin Machine Ⅱ/ Tin Machine　（1991）

ボウイ（David Bowie）のファンでありながら今まで全く素通りしてきたティン・マシーン（Tin Machine）。もちろん単発では聴いたことあるがアルバムは初めて。ソロ活動を封印したこの頃はご多分に漏れずボウイ自身への興味を失っていて、それが95年の「Outside」まで続く事になる。ふと思い切って買ってみた（思いきる値段でもないか・笑）。

ボウイの「バンドやろうぜ」欲求に応えたメンバーは元イギ―・ポップ（Iggy Pop）のバンドでバックを務めていた兄弟を含むバンド。ソリッド、タイトな音だがいかんせん華がなく、じゃ、棘があるかといえばそうでもなく…。でもこういうストレートなロックバンドをやりたかったんだろうな。曲自体バラエティに富んでいる訳でも無いので、そりゃ売れないはず。要は彼のような大物でもこのバンドでしか出来なかった事なのか？ということだろう。

でもよく聴くと悪くないんです。1、2、3なんてなかなかの出来だし。フォーマルなスーツとネクタイををビシッと決めた中年男がハードロックを演るっていうのはありそうでないヴィジュアルでかっこいい。

中古店にて購入（￥105）

CD (1991/9/4)

Disc: 1

Label: ビクターエンタテインメント

Me Without You (Music From The Motion Picture) / Various Artists

Me Without You (Music From The Motion Picture) / Various Artists　（2003）

これは拾いもののサントラ。映画については全く知らないが、格安コーナーでふと手にとってみてびっくりの好選曲。しかもクラッシュ（The Clash）に、ストラングラーズ（Stranglers）に、アダム・アント（Adam Ant & The Ants）に、オンリー・ワンズ（The Only Ones）とパンク、ニューウェーブの好みのバンドの他にも渋いセレクトで大満足。ジャケが上のものだし、曲目なんて手書きのハートマークばっかりだからよく見ないと分からないが、こういうのに何の情報も無く出会うと個々の曲では持っている音源ばかりでもつい買って通して聴いて楽しみたくなる。

日本盤のジャケはちょっとメルヘンチック過ぎる（日本盤ってこういう改悪よくあります）けれど、輸入盤のジャケを見てみるともう少しこの選曲が理解できるような感じ、というか映画の内容がおぼろげに想像出来るような感じ。ストラングラーズの「Nice 'N' Sleazy」のポスターにベッドに寝そべる女の子二人の足。

がぜん興味が出てきたので映画を探して見てみよう。

ブックオフにて購入（￥250）

CD (2003/2/19)

Disc: 1

Format： Soundtrack

Label: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル