岐阜市の柳ヶ瀬の東、美殿町商店街。コロナ禍で少し久しぶりだったが行って驚いた。創業が慶應元年(1865)という和菓子の「おきなや総本舗」の店内が空っぽに…。何の貼紙も無かったので慌ててその場で調べてみると、この1月に閉店されたよう。150余年もの歴史のある店がひっそりと幕を閉じていたとは…(涙)。他にも自分の行きつけの漬物屋「美殿屋漬物店」は少し前からシャッターが降りたまま。この日寄ってみても同じだった(写真下・令和3年4月現在)。夜の10時でも店を開けていてくれた親父さんに何も無ければいいが…。これから”きゃらぶき”はどこで買えばいいんだろう(涙)。店の再開を心待ちにしています。コロナ禍ばかりとはいえないかもしれないが、知らず知らずのうちに暖簾を下ろしている店の何と多い事か。数年で街は一変してしまうんだろうなァ。
閑話休題。この日、昼食に寄ったのはドライカレーの「さなえ食堂」。もう店が出来て5年以上になるだろうか。着実にファンを増やしている様子。店に入ると先客は2名。つまりもうあと1~2名入ったら満員だ(笑)。ここ数年はいわゆる”スパイスカレー”流行りだし、そもそもテイクアウト中心だった店なので、コロナ禍でも沢山注文が入るようだ。この日も沢山のテイクアウトの注文が入っていた。品数も少し増えたが、この日お願いしたのは「金華山カレー」。ゆで玉子のトッピングを勧められたが無しにしておいた。
しばらくして主人の手で「金華山カレー」がサーヴされた。黄色いターメリック・ライスの上にドライカレーがのり、その上に金華山が噴火しているかの如く糸唐辛子が多めにのせられている。山の麓には液状のポークカレー、ピクルスが1.5本と福神漬が添えられている。まずはポークカレーから。細切れの豚肉と一緒に口に入れると意外にもフルーティーな風味(フルーツを使っているかは知らず)。山を切り崩し、ドライカレーとポークカレーがだんだんと混ざっていく。旨い。ドライカレーはしっかりと辛い。糸唐辛子って普段長いのを直接食べることって無いけれど、口に残るのでなかなかに食べ辛い。カレーに混ぜながら食べていると、だんだん目の下に汗が滲んできた。次は「カレーパン」も買って帰ろう。(勘定は¥800)
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岐阜県岐阜市美殿町49
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