瑞穂通沿いにある市場「津賀田市場」。その中にある食堂「銭屋」に入ってみた。現在名古屋市内の公設市場はほとんどが消滅してしまっていて、残って営業しているのは3つ程のはず。こちらは市のHPにも記載がないので私設だろうか。スーパーもコンビニも市中に溢れているので役目は終わったというところだろう。奥まで入っていないが、こちらで営業しているのは八百屋とクリーニング屋ぐらいのよう(表看板には肉屋もあるが…)。市場の左端にある「銭屋」は昔からある店かどうかは知らないが、外看板の「めし処・激安」の文字が力強い。
中に入ってみると、外れた時間とあって先客は無し。照明も落とされていたが、自分が入ると店員が点けてくれた。テーブルや棚に並んだ惣菜の他、注文して作ってもらえる定食などが貼り出されている。看板の名に恥じない安さ。麺類、丼物、洋食、何でもあるし、何と「うな丼」(!)や、一皿100円の小鉢なんていうのもある。何にしようか迷ったが、並んだ惣菜の中から「ほうれん草白和え」「たこの酢のもの」「カツ煮」を取ってトレイにのせ、女性店員に「ご飯・小」と「みそ汁」をお願いして先に勘定してもらう。安っ。
テーブルに運び、AMラジオの音をBGMにしていただいた。「カツ煮」は置いてある電子レンジで自分で温める。さっそくその「カツ煮」から口に入れたが、うーん、かなり甘い味付け。「白和え」も甘い。自分にはちょっと甘過ぎるのでカツには一味を振りかけて誤魔化して、ご飯とみそ汁を掻き込んだ。それでもバランス良く食べられてこの値段。中休み時間が無いし、冷蔵庫には缶ビールがあったので、車が無ければ外れた時間に寄って、惣菜と取ってビールで一杯やって、麺か丼物、あるいは「五目ごはん」と「とん汁」で腹を満たして帰るっていう使い方をしてみたいなァ。(勘定は¥440)
めし処 銭屋
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通7-26
※令和4年9月を以って一旦閉店されましたが、柳ケ枝町に移転して営業再開しています
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