天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第6回大和証券杯ネットオープン/井山名人が初優勝!

2010-12-26 20:46:42 | デジタル・インターネット

日本棋院ネット対局「幽玄の間」を舞台とした、第6回大和証券杯ネット囲碁オープン決勝戦が12月18日に東京・八重洲北口の大和証券本店で行われ、張栩棋聖と井山裕太名人が対戦した。結果は256手までで井山名人が白番中押し勝ちしてネットオープン初優勝を決めた。

    (日本棋院HPより抜粋)

「井山初戴冠、冴える中盤力、七番勝負へ大きな弾み」

    (週間碁、見出しより)

   ◇   ◇

張栩棋聖と井山名人の決勝戦、両者は年明けの棋聖戦七番勝負で対決。この勝負が棋聖戦の影響に少なからずありそうです。
序盤は張棋聖が得意のコウ争いでポイントをあげたようですが、中盤以降、井山名人の追い上げが功を奏し初優勝となりました。
張棋聖より一世代若い井山名人ですが、なかなかの戦さ巧者といえそうです。

例年、七大タイトル戦は12月まで行われているのですが、今年は天元戦が11月16日、結城九段が山下前天元を3-0で破り新天元に。これが今年最後の七大タイトル戦でしたので、12月の棋戦はやや物足りない感じでした。

今年はストレート勝負が多い年でしたね。名人戦、十段戦、王座戦、天元戦、そして謝依旻さんの女流三冠もすべてストレートでした。
囲碁ファンとしては一進一退の伯仲戦が面白いと思うのですが、当事者はそんなことを云ってられませんね。

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ネット碁/秒読み中に宅配便が・・・

2010-12-10 21:25:27 | デジタル・インターネット

毎日のようにネット碁を楽しんでいますが、時々、困ることがあります。
私の加入しているサイトの持ち時間は20分(標準設定)、それを過ぎると30秒の秒読みとなります。

この「秒読み中」に宅配業者が来たり、電話がかかってきたりすると焦ってしまうのです。
居留守を装うのも気が引けるし、時間切れで負けるのも悔しいし・・・。
結局、アタフタしている間に黒星になるケースがほとんどです。
これはネット碁の宿命でしょうね。

    ◇  ◇

ネット碁はHN(ハンドルネーム)を登録して対局しています。対局リストを見ると、いろいろと面白いHNがあります。
多いのは過去の有名棋士や歴史上の人物を変名したものでしょうか。

私も有名棋士の名前を使わせてもらっています。ただネット上の会話で「強そうな名前ですね」とのメッセージを受けると、ザル碁党員としては恥ずかしい限りです。
改名したいところですが、手続きは面倒そうで・・・。

あと地方の名称(町、山、川、特産品など)も結構ありますが、ローカル色があってなごみますね。

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ネット碁/奇手に敗れる

2010-10-20 20:48:43 | デジタル・インターネット

先日、ネット碁で思わぬ「奇手」に敗れました。

1_3  2_4

私の白番。(左図)白の星に黒「2の2(▲)」と入ってきました。
一瞬、相手のクリックミスではないかと思いながら、(右図)隅の黒石を取り優勢と思っていました。
その後、この白の一団が封鎖されましたが、生きているものと信じきっていました。
終盤になってよく見ると、この隅は中手で白の一団に眼形がないのに気付き愕然、投了と相成りました。

相手の方ははこの「ハメ手まがい」の手を用意していたのでしょうね。一服盛って「してやったり」とほくそ笑んでいたことでしょう。

一方、誘いにまんまと乗ってしまった当方ですが、悔しいというより滑稽でしたね。

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第3回大和証券杯ネット囲碁/高尾、初V

2010-04-05 22:00:03 | デジタル・インターネット

昨年開催された大和証券杯の成績優秀者7名による、インターネット棋戦「第3回大和証券杯ネット囲碁グランドチャンピオン戦」の決勝、高尾紳路九段─河野臨九段戦が3月27日に行われ、黒番の高尾が283手までで半目勝ちをおさめ、初のグランドチャンピオン位を獲得した。

      (日本棋院HPより抜粋)

「高尾頂点、気合の逃げ切り」、「河野 半目差しきれず」

      (週刊碁見出しより)

     ◇   ◇   ◇

◎ネット囲碁の本棋戦(囲碁グランドチャンピオン戦)出場者7名

① 第2回グランドチャンピオン戦優勝者:井山裕太名人
② 第5回オープンベスト4進出者:河野臨九段、張栩十段、高尾紳路九段
③ レディース上位2名:謝依旻女流本因坊、桑原陽子五段
④ アマチュア選手権覇王戦の部優勝者:三澤健太郎氏

高尾九段は1回戦で謝依旻女流本因坊に半目勝ち、決勝戦でも半目勝ちと幸運の女神を味方につけたようです。
敗れた河野九段、先日の「NEC杯」優勝の流れを継ぎたいところでしたが、惜しくも半目に泣きました。

     ◇   ◇   ◇

ネット対局は今後も増えていきそうですが、プロ棋士の中では敬遠する人も少なくないようです。
理由は色々でしょうが「碁盤・碁石でないとイメージが湧かない」と云う棋士もいます。
幼少の頃から馴染んだ、「対局の空気」のようなものがあるのでしょうか。

日本の囲碁人口の中で、ネット対局をしている人は1割~2割くらいでしょうか。韓国ではもっと多いでしょうね。
今や多くの仕事はパソコンなしでは成り立たない時代となっており、この流れからするとネット対局は増え続けることが予想されます。

ただネット対局は便利な反面、無機質な感じもあります。血の通った「対面での対局」の良さも、維持していきたいものです。

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コールセンターに電話する

2009-08-10 21:06:34 | デジタル・インターネット

数日前からセキュリティ・ソフトに警告メッセージが頻繁に出て、やむなくセキュリティ・ソフトのコールセンターに電話しました。

原因はブラウザのバージョンアップにより、セキュリティ・ソフト(旧バージョン)が対応していなかったとのこと。
セキュリティ・ソフトを新バージョンに入れ替えることにより、問題は解決しました。

    ◇   ◇   ◇

コールセンターの担当者は外国人らしき女性で、日本語もたどたどしい喋り方でした。
それでも丁寧で親切な受け答えには感心しましたね。

看護士や介護士をめざして、東南アジアから日本へ研修に来ているというニュースを見たことがあります。
これからは医療やサービス業などの現場で、海外の女性従業員が増えることになるのでしょうか。

このところ日本女性の職場進出は著しく、処遇も男性並みになってきました。
颯爽としたキャリアウーマンも魅力的ですが、さりげない細やかな日本女性の姿も忘れてほしくないものです。

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ネット碁の勝敗判定

2008-07-03 20:56:38 | デジタル・インターネット

先日、台湾の人とネットで対局していました。
当方(白)の形勢は悲観的で相手から花見コウを仕掛けられ、コウ材として相手(黒)の隅の一団に手をつけました。(黒)は手を抜いてコウを解消し、(白)の一団が頓死。隅の死活が争点となりました。

Magari4 結局「隅のマガリ四目」の形となり黒の一団が頓死、微妙ながら勝ったと思いました。
ところが終局の手続きで相手の方が隅の黒の一団の死を認めません。
仕方なく「管理者呼出」機能で判定を求めたところ「セキ」で終局となり、結果は負けとなりました。

勝敗はどうでもいいのですが、ルールは曲げられないという思いで管理者にクレームを送りました。
翌日、「管理者の間違いであった」とメールがあり、気持ちも納まりました。
審判(管理者)はルール(規則)に精通することが大原則ですね。

    ◇   ◇

Referee 世の中、裁判や競技の判定などで争い事が多くなりました。
また国によっては法律や規則の解釈も異なり、難しい時代です。

誰もが「争い事」を好んでいるわけではないのに、争いが絶えません。
ただ「目には目を、歯には歯を」という精神は、どうかと思います。

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ネットワーク囲碁

2002-04-27 21:00:00 | デジタル・インターネット

パソコンによる「ネットワーク囲碁」を始めて、3年ほどになります。
当時、始めようと思ったキッカケはやはり「棋力向上」です。

(1)棋譜が自動的に記録・保存できるので後で研究ができる。
(2)いつでも同じくらいのレベルの人と自由に対局でき、実戦トレーニングになる。

これで棋力向上は間違いなしと始めたのですが、現実はここ3年間、ほとんど実力は変わって
いません。棋譜の検討については、敗因(ほとんどは見損じ、ヨミ違い)を反省するのみで、
棋力向上には役立っていません。

また、対局数は確かに増えましたが勝ち負けに一喜一憂するのみで、これも棋力向上には
イマイチいうのが現実です。

やはり棋力向上には、実戦と同じくらいの研究・訓練の時間を割く必要がありますね。

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