井山裕太本因坊に伊田篤史八段が挑戦する第69期本因坊戦挑戦手合七番勝負第1局が5月14日、15日に三重県鈴鹿市で行われた。結果は黒番の井山が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は5月25日、26日に秋田県能代市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山好発進、強襲オキの狙い撃ち」「初陣の伊田、奮戦及ばず」
(週刊碁見出しより)
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本因坊戦史上最年少の挑戦者・伊田八段(20)を迎え撃つ井山本因坊(24)、注目の第1局は貫録勝ちの印象でしたね。
敗れた伊田挑戦者、初の七番勝負、地元対決など精神的に余裕がなく、自分のペースがつかめなかったかも・・・
BSの解説者・高尾九段は伊田挑戦者の着手を「実戦的」と評していました。
日本ではこの「実戦的」というのはあまり好まれていないようで、伝統的な「芸」という観点からの評価が高いようです。
ただ「実戦的」な碁が色濃い中・韓に遅れをとっている現実を見ると・・・
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今回の対局地は三重県鈴鹿市の「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」、変わった読み方ですね。
この対局地は昨年決まったそうですが、地元出身の伊田八段(鈴鹿市在住)が挑戦者になるとは・・・地元関係者もビックリでしょうね。
鈴鹿市は、世界のモータースポーツの頂点といわれるF1グランプリ、真夏の祭典 鈴鹿8時間耐久レースをはじめ、数々の二輪・四輪レースが開催され、多くのファンを全国から集る“日本のモータースポーツのメッカ”として、国内外に広くその名が認知されています。
(鈴鹿市観光ガイドより)
以前勤めていた職場ではモータースポーツ・ファンが結構いて、鈴鹿に観戦に行った話も聞きました。セナや中嶋悟など有名選手の名前、何度も耳にしましたね。
スピードとエコロジー、調和が大切だと思います。