こども囲碁教室で「手筋ってなあに?」という質問を受けますが、応答に困るんですね。
「もっとも効率のよい手」とか、「一番得をする手」とか答えるんですが、低学年の小学生には??でしょうね。
日本棋院発行の「用語小辞典」では「手筋:石の働きを最も効果的に発揮する打ち方。筋。」とあります。
これを初級者や子どもに解説するのは苦しいですね。
手筋は定石や詰碁の中にもあるし、定義はムズなところです・・・
ザル碁党には「筋違い、俗筋、イモ筋」などで形勢を損ねるケースがよくあります。
手筋を散りばめた、キレのよい碁を打ちたいものです。
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手筋関連の書籍は・・・と書棚を眺めたところ、「手筋との対話」という本がありました。
◆書籍紹介
・書籍名:「手筋との対話」
-本筋のとなりは俗筋-
・著者:白江治彦
・発行所:日本棋院
・発行年月:1999年8月第1刷
◆内容紹介
接近戦で重要なキリ・ツケ・コスミなど、代表的な手筋の効能を紹介するとともに、それらを用いた正しい着手を解説しています。
本書を買った記憶はないので、雑誌か大会の賞品でもらったものかも知れません。
残念ながら消化不良の一冊でしたね。トホホ・・・
副題に「本筋のとなりは俗筋」とありますが、ドーモ「となり」にいってしまいそうです。