高尾紳路十段に伊田篤史八段が挑戦する第53期十段戦挑戦手合五番勝負が開幕した。第1局は3月5日、東大阪市で行われた。結果は高尾十段が白番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は26日(木)に埼玉県川口市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「高尾完勝、押しまくる重厚戦車」「伊田、序盤の失点重く」
(週刊碁より)
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伊田八段の力を封じた高尾十段、相手の得意型を巧みに阻んだ勝利でしたね。
敗れた伊田八段、自分好みの乱戦にならず消化不良の一局でしょうか。
若手の挑戦を受ける高尾十段、簡単に平成四天王の牙城を崩させないとの意地が感じられます。
伊田八段は先日のNHK杯準決勝で羽根九段を破り決勝に進出しました。これで決勝戦は伊田(20)と一力(17)の若手対決、恐ろしい時代になりました。
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今回の対局地は東大阪市の大阪商業大学。前日に行われた女流名人戦とのダブル開催です。
東大阪市は井山四冠の出身地ですね。
囲碁ファンにとって井山さんは有名人ですが、地元での井山さんの知名度はどうでしょう。
囲碁棋士も地元でのファンサービスに力を入れたらと思いますが、囲碁自体がメジャーにならないと・・・