◆書籍紹介
・書籍名:幻庵(上)
・発行所:文芸春秋
・著者:百田尚樹
・発行年月:2016年12月
◆内容紹介
幕末前夜、破天荒な夢を持った風雲児がいた。彼の前に立ちはだかる数多くの天才たち。男たちの闘いが、いまはじまる!奇跡の囲碁小説!
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本書は「週刊文春」に連載されていた作品の単行本。週刊誌は図書館でときどき読んでいたのですが、ストーリーがつながらず単行本が出たら買おうと思っていました。
ただ、上下巻で各1,600円(税別)はチト高い。文庫本が出るまで待つのも手だと思いましたが、つい本書を手にレジへ・・・。
上巻の半分ほど読み終えたところですが、なかなか面白い。百田氏の文章は読者の気持ちを上手くとらえているように思いますね。
本書を読んでいると棋士の心模様が伝わり、この精神状態を実戦に生かせば勝率が上がる・・・。そんな幻想を抱かせてくれますが、現実は甘くないですね。
ところで「幻庵」は「げんなん」と読むようですが、ドーモ・・・。
あと登場人物の棋士名が、格が上がるにつれ変わっていくのもややこしいですね。
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