今月の「碁ワールド・11月号」は、囲碁AIの記事がかなりのページを割いています。
囲碁AIが登場して多くの話題を提供してきましたが、プロ棋士やAI開発者の情報に偏っているような気がします。
ザル碁党には「AIは凄い!」くらいで、囲碁の風景が変わったように思いませんね。
月刊・碁ワールドに「王メイエンのアルファ後レポート」という連載があります。
第3回(11月号)のテーマは「人間の興味は『強さ』だけではありません」。
メイエンさんが開発に参加している「ゴ・トレンド(Go Trend)」について。(日本棋院の対局サイト「幽玄の間」にサービスを開始)
今までの囲碁ソフトは「コンピュータ臭さ」がとれず、自然ではありません。
そこでゴ・トレンドは級位者の対局をディープラーニングして、その打ち方を学習する開発を進めています。
(中略)
寒い山頂付近でポツンと立っている地蔵さん(アルファ碁など)よりも、すそ野で皆と一緒に大笑いできるアトラクション、そういうものに私はなりたい。
早速、Go Trendと対戦してみました。同レベルのバージョンでしたが、確かに人間とまったく変わらない印象でしたね。
囲碁は「強くなる」ことも目的の一つですが、「楽しむ」ことが大切か・・・。
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