天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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上野女流棋聖が最多勝、対局数1位!

2022-01-09 21:00:00 | プロ棋戦

2021年の日本棋院公式戦は27日で終了し、年間最多勝ち星、対局数、勝率、連勝ランキングが確定しました。
・最多勝:上野愛咲美女流棋聖 54勝 初
・最多対局:上野愛咲美女流棋聖 79局 初
・勝率1位:常石隆志四段.769 初
・連勝記録:一力遼九段14連勝 2年ぶり2回目

上野愛咲美女流棋聖が勝ち星、対局数で1位となった。女流棋士が勝ち星、対局数で1位となるのは成績優秀者の表彰を始めた1967年以降初。女流棋戦(19勝10敗)を除いても35勝15敗の好成績だった。勝率部門は、常石隆志四段が初の1位。連勝部門は、一力遼九段が14連勝で1位となった。
12歳の仲邑菫二段が43勝18敗で勝星3位、対局数4位、13連勝で連勝2位。16歳の福岡航太朗二段が39勝12敗で勝星4位、勝率 .765で2位、13連勝で連勝2位と上位につけた。
      (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

上野さんが初の最多勝(54勝25敗)、対局数1位(79局)を獲得しました。ただ、タイトルは女流棋聖、若鯉戦の2冠、藤沢さんの女流四冠には及ばずやや物足りない。
勝率部門は、常石隆志四段が初の1位(30勝9敗)。7/30時点の快進撃(22勝2敗)からはスピードダウンです。
連勝記録は一力さん(14連勝)、タイトル無冠は悔しい・・・。
12歳の仲邑菫二段の勝ち星3位、16歳の福岡航太朗二段の4位。新鋭の活躍に注目しましょう。

勝ち星などの記録は棋士にとって名誉だと思いますが、本命はこれから発表される「賞金額ランキング」でしょう。
賞金額は今年も井山五冠がダントツですね。1勝当たりの価値が違います。

     ○ ● ○

1年前の記事(2021-01-09):仲邑菫初段、2020年は21勝17敗


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