先日、紅葉の見納めに「渡良瀬(わたらせ)渓谷」を訪ねてきました。
数日前、テレビ東京の「空から日本を見てみよう/関東ローカル線スペシャル」という番組で、「わたらせ渓谷鉄道」周辺を紹介しており、その気になりました。
高津戸峡/はねたき橋
渡良瀬渓谷の入口にあるのが「高津戸峡」、大間々駅の近くで「高津戸ダム」の下流にあります。
ダムのできる以前はもっと流れも速く、景観も優れていたのではないかと想像されます。
ダム建設には賛否両論ありますが、自然保護の観点ではマイナスですね。
次に訪れたのは「小中大滝」、国道122号線から左折し、林道を8キロほど登ったところにあります。
駐車場から山道を登り、傾斜のある吊り橋(けさかけ橋)を渡ったところで、隠れるように落差100mほどの滝がありました。
観光パンフレットには、紅葉に映える大滝の写真がきれいに写っていましたが、この時は紅葉も終わり、寂しげな「秘境の滝」というイメージでした。
昼食は神戸(ごうど)駅ホームにある列車レストラン「清流」で、オススメの「まいたけごはん定食」。味は普通だと思いますが、列車の雰囲気が駅弁感覚で及第点でしょうか。
食事中に列車が到着し、10名ほどの客がレストランに入ってきました。私同様、TVを見て来た人もいるんでしょうね。
列車は一両でチョコレート色のレトロな感覚が懐かし雰囲気です。シーズンには「トロッコ列車」も運行されるそうです。
草木湖/東宮公園
その後、紅葉の見頃を過ぎた「草木湖」を一周して帰途につきました。
日差しも柔らかい小春日和、ゆったりとした渡良瀬渓谷の一日でした。
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「わたらせ渓谷鉄道」はJR東日本から第三セクターに移行して20数年。山村の過疎化、車社会の浸透、生活様式のスピード化など、ローカル線経営は逆風の状況のようです。
一部の観光客や鉄道ファンには支持されていても、「懐かしさ」だけでは成り立たないでしょう。
明後日(12/4)、東北新幹線「八戸駅~新青森駅」が開業するとのこと。
超特急と在来線およびローカル線、バランスのよい鉄道事業が望まれるところです。
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