天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第42期新人王戦第2局/芝野新人王!優勝!

2017-10-11 20:30:00 | プロ棋戦

10月2日(月)、日本棋院東京本院で第42期新人王戦決勝三番勝負第2局が行われた。顔合わせは、芝野虎丸七段VS.孫喆五段。難解な勝負の行方は黒番の芝野が中押し勝ちをおさめ三番勝負を連勝で優勝を決めた。
     (日本棋院HPより抜粋)

「芝野新人王、序盤のリード大きく」 「孫は不完全燃焼に、必死の反撃も及ばず」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

2連勝で新人王獲得の芝野七段、序盤の手筋が決まって会心の勝利でした。
敗れた孫五段、残念な結果でしたが来期に期待しましょう。

芝野七段は17歳、竜星獲得、本因坊リーグ入り、新人王獲得と大躍進、勝ち星ランキングでも43勝10敗とトップ(2位は一力七段の40勝10敗)を走っています。
今年の囲碁界10大ニュースにランクイン・・・?

クリ

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-10-11):第35期女流本因坊戦第3局/藤沢が2勝目

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第42期名人戦第4局/井山3勝、2度目の七冠独占へ最接近

2017-10-09 20:30:00 | プロ棋戦

第42期名人戦挑戦手合七番勝負の第4局が10月2、3日に石川県小松市で行われた。結果は白番の井山裕太六冠が高尾紳路名人に中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を3勝1敗とし、名人奪還へあと1勝とした。第4局は10月16、17日に静岡県熱海市で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山3連勝、炸裂!歴史に残る妙手」 「高尾、必死の防戦も万策尽きて・・・」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

七冠独占にあと1勝とした井山六冠、中盤の妙手が決め手となりました。
1-3とカド番に追い込まれた高尾名人、井山さんの好手に沈黙・・・。

「歴史に残る妙手」とありましたが、解説を見てナルホドと。ザル碁党には思いもよらない発想ですね。
井山さんの充実ぶりから七冠復帰が濃厚になりましたが、高尾名人も土壇場の意地を見せてほしい・・・。

     ○ ● ○

今回の対局地は石川県小松市の粟津(あわづ)温泉「旅亭懐石のとや」。石川県での囲碁名人戦は第3局の香川県同様に初開催。
両対局者は小松空港にほど近い「安宅住吉神社(あたかすみよしじんじゃ)」で「難関突破」を祈願。安宅といえば安宅の関。義経、弁慶の歌舞伎演目「勧進帳」で有名とのこと。

「週刊碁」に今回の勝負飯(お昼)が紹介されています。
1日目:高尾「天ぷら小松うどん」、井山「のど黒炙りにぎり寿し・かに味噌汁」
2日目:高尾、井山ともに「天ぷら小松うどん」

勝負飯が注目されたのは将棋の藤井聡太四段、囲碁界も将棋人気にあやかって・・・。

小松駅

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-10-9):第41期名人戦第4局/井山がシリーズ初勝利!

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囲碁大会/賞状の書き手が不足

2017-10-07 20:30:00 | 囲碁

囲碁大会運営の課題として、賞状の書き手不足があげられます。
書く項目は氏名・大会名・開催日くらいですが、表彰するものだけにある程度のレベルでないと恥ずかしい・・・。

ただ全国大会入賞など、価値あるものなら相応の表彰状も必要でしょうが、ローカルな大会では簡素化も必要だと思います。
住宅事情もA3サイズの賞状を飾るような造りにはなっていないでしょうし・・・。

今後はA5サイズくらいで、アルバムに納められるような賞状も考えていいと思います。
これならパソコンで容易に印刷も可能ですね。

コスモス

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-10-7):囲碁大会の事件簿/整地のケース

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映画/三度目の殺人

2017-10-05 20:30:00 | 映画

・作品名:「三度目の殺人」
・監督、脚本:是枝裕和
・出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、他
・あらすじ
勝利にこだわる弁護士・重盛(福山雅治)はやむを得ず、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を担当することになる。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴された三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない・・・。

     ○ ● ○

先日、映画「三度目の殺人」を見てきました。
内容的には「正義や真実が幸せにつながるとは言えない」ということでしょうか。
世の中、囲碁のように白黒つけられないのが日常・・・。

法廷心理ドラマということですが、集中して見てないとストーリーに付いていけなくなる・・・。

映画:三度目の殺人

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-10-5):日本棋院/群馬県支部対抗戦/2016

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日本棋院/群馬県支部対抗戦/2017

2017-10-03 20:30:00 | 囲碁群馬

第28回日本棋院県支部対抗戦が10月1日、高崎市の中央公民館で開かれ、県内8支部の計20チームが出場した。最も棋力が高いAブロックは「館林A」が制した。

◆各ブロックの優勝チーム
 ▽A:館林A(荒川一夫、宗像啓二、森田正彦)
 ▽B:高崎A(長崎修、伊藤俊一郎、善養寺均)
 ▽C:太田B(佐藤仁、茂木昌晴、相沢稔司)
 ▽D:三山B(加藤正二、門川滋、市川公則)
 ▽E:伊勢崎D(星野湊、小谷雅春、惣蔵武子)
   (以上、上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

今回の参加者は20チーム、60名と例年並みでした。
前橋、高崎など人口の多い支部はもっと増えてもいいと思いますが・・・。

私の所属する「三山碁友会支部(玉村囲碁会主体)」は3チームが出場。
私が出場したBチームは同星抽選で優勝、ただ私個人は○●●で気分はグレー・・・。

団体戦の良さは個人戦に比べ「和気あいあい」とした雰囲気でしょうか。

支部対抗戦

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-10-3):第25期竜星戦決勝/一力七段、井山破り最年少V

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第36期女流本因坊戦第1局/謝が開幕飾る!

2017-10-01 20:30:00 | プロ棋戦

第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負が開幕――。第1局が9月27日(水)に岩手県花巻市の「佳松園」にて行われた。
顔合わせは、藤沢里菜女流本因坊と、挑戦者の謝依旻女流棋聖。結果は、激闘につぐ激闘の末に黒番の謝の中押し勝ち。
     (日本棋院HPより抜粋)

「シノギに活路、謝 薄氷の勝利」 「藤沢猛追、あと一歩」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

3年連続の顔合わせとなった本シリーズ、謝さんが里菜さんの勝負手を辛くもシノいで初戦を制しました。
敗れた里菜さん、序盤の展開に甘さがあったようです。

女流の対局は激しい戦いが多いと言われますが、本局もそのようでしたね。
女性は基本的に温和なイメージですが、碁盤に向かうとスイッチが入るのか・・・。

     ○ ● ○

今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦では15年連続の開催とか。

初めてこの会場で行われた第22期女流本因坊戦(2003年)は小林泉美女流本因坊 対 矢代久美子五段の対戦で、小林泉美本因坊が3-1で防衛を果たしたシリーズでした。
謝さんはその4年後に女流本因坊を獲得。その後、驚異の7連覇を果たします。

クズ

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-10-1):天候不順が続く・・・

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