◆書籍紹介
・書籍名:「攻めで圧倒する! 三連星のススメ」
・発行所:マイナビ出版
・著 者:秋山次郎
・発行年月:2017年4月
◆内容紹介
模様の広げ方・守り方、攻めの方向、三々対策…この一冊で三連星を得意戦法にできる!速攻で主導権を握る有力布石。
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武宮九段の宇宙流で 【一世風靡】 した「三連星」ですが、プロの碁では見られなくなりましたね。地に甘い棋風が敬遠されるのでしょうか。
実際に打ってみると地を稼がれて不安になりますが、ここで焦らないことが肝心。これがムズなところで・・・。
それでも級位者の勉強の題材としては、いい手本になると思います。
盤面全体を見る訓練や、弱点を残さないキチンとした打ち方など参考になりますね。
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許家元さん(20)、井山裕太名人の七冠独占を崩して碁聖の座についた
名うての棋士が崩せなかった井山裕太名人(29)の七冠独占。その一角をタイトル戦初挑戦でものにした。五番勝負を初戦から3連勝して新碁聖に。報道陣に勝因を聞かれ、しばし黙考して「運、ですかね?」。急所の一番で勝ちを逃してきた思いがよぎったか・・・
(朝日新聞(ひと)より抜粋)
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碁聖位を奪取して八段に昇段した許さん。これまでの戦績では地味な印象でしたが、 【好機到来】 一気に花が咲いた感じですね。
勝ち星ランキング(8/31現在)では、芝野虎丸・七段(33勝12敗)に次いで2位(30勝8敗)と好調です。
ただ、9/3に行われた天元戦挑戦者決定戦では山下九段に敗れ無念・・・。
記事の中で「今年、高性能パソコンを買って囲碁AI(人工知能)を導入。自宅でひとり、人の常識にない着手の意図をはかり、壁を越えた。」とありました。
プロ棋士にとって、AIは欠かせない存在になっているのでしょうか・・・。
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井山裕太名人に張栩九段が挑戦する第43期名人戦挑戦手合七番勝負第1局が、8月28日に、東京都文京区で開幕。結果は黒番の井山が239手まで中押し勝ちを収めた。第2局は 9月12、13日の両日、愛知県田原市で開催される。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山先勝、じわじわリード広げる」 「張栩、得意のコウも結果得られず」
(週刊碁見出しより)
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いよいよ名人戦が始まりましたね。
初戦は井山名人が難戦を制し、完勝とのことでした。
敗れた張栩九段、コウ争いの大変化でしたが一歩及ばず・・・。
井山さんは碁聖戦3連敗で6冠に後退、調子はイマイチかと思いましたが回復力はさすがですね。
張栩さんはボルダリングで体力をつけているとのこと、碁も 【体力勝負】 か・・・。
ザル碁党は4-1で井山さんと予想しましたが、現実味を帯びてきたか・・・。
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今日は地元囲碁会の月例会(奇数月に開催)に参加、参加者は28名と横ばいの状態です。
私は昨年11月以来の参加ですが、少しづつメンバーの入れ替わりもあり 【新陳代謝】 は進んでいるようで・・・。
私の成績は○●●●と不本意でしたね。ネット碁の弱点が出たような気がします。
ネット碁はゲーム感覚で、丁寧に打ち進める習性が衰えたか・・・。
それでも勝ち負けは世の常、楽しみ・苦しみながら囲碁と寄り添っていこうかと・・・。
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