天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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棋戦情報/勝ち星・連勝(5/10現在)

2024-05-11 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(5月10日現在)
★勝ち星ランキング
 ①藤沢里菜女流本因坊 18勝4敗
 ②芝野 虎丸名人   17勝6敗
  上野梨紗女流棋聖  17勝9敗
  井山 裕太王座   17勝12敗
 ⑤三浦 太郎三段   14勝2敗
  星合 志保三段   14勝6敗
 ⑦六浦 雄太八段   13勝0敗
  酒井 佑規五段   13勝3敗
  中野 奨也三段   13勝3敗
  富士田明彦七段   13勝8敗
 (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
〈13連勝〉
  六浦 雄太八段(1/8〜)
〈10連勝〉
  青木 裕孝三段(2/26〜)
〈7連勝〉
  井山 裕太王座(4/11〜)
  王  銘琬九段(3/4〜)
  山森 忠直七段(3/25〜)
  孫   喆七段(12/18〜)
  大淵浩太郎五段(4/1〜)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

     ○ ● ○

「勝ち星ランキング」で単独トップの藤沢さん、好調の波に乗っているようです。
囲碁3強の芝野さん、井山さんは白星を伸ばしていますが、一力さんは11位タイの12勝8敗、世界戦でイマイチか・・・。

「連勝記録」では六浦八段が引き続きトップの13連勝、今後トップ棋士との対戦が課題です。

関西棋院棋士のランキングも知りたいところですが、ランキング形式のデータは見当たりません。
有力棋士の個人成績データでは、本坊戦挑戦者の余正麒八段(8勝4敗)、瀬戸大樹八段(10勝2敗)、村川大介九段(10勝4敗)。
日本棋院に比べると対局数が少ないようですが・・・?

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-05-11):若葉のささやき/天地真理

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名も無き一棋士では終わりたくない

2024-05-09 21:00:00 | プロ棋士

令和6年 新初段に注目!
今年も狭き門をくぐり抜け、日本棋院から新たに7人の新初段が誕生した。
高山希々花初段(12歳)は初の北海道出身の中学生女流棋士!北海道の囲碁ファンの喝采をあびている。
笠原悠暉初段は、小学生の時に出た子ども大会決勝でテレビ放送にも関わらず、初手天元を打つなど、その強心臓ぶりで当時話題を集めた。
柳井一真初段は、冬季採用試験を15勝0敗の全勝の強さで合格!次世代を担う新初段たちを紹介する。
    (NHKオンラインより)

     ○ ● ○

5/5放送の囲碁フォーカス・フォーカスオンは「新初段に注目!」。

その中で笠原悠暉初段の抱負が「名も無き一棋士では終わりたくない」。

他の新初段棋士の抱負に比べると際立っていました。
今後の活躍に期待しましょう。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-05-09):群馬県高校囲碁選手権/2023

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第3回テイケイ杯俊英戦/芝野が連勝で優勝!

2024-05-07 21:00:00 | プロ棋戦

25歳以下の棋士が参加する第3回テイケイ杯俊英戦の決勝三番勝負第2局が、5月4日に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で行われた。芝野虎丸名人が関航太郎九に黒番3目半勝ちを収め、2連勝で優勝を飾った。
   (日本棋院HPより抜粋)

芝野は第1回、2回ともに準優勝、3度目の正直である。なお、第1回を制したのは許家元九段、第2回は一力遼棋聖だ。令和三羽ガラスが順に優勝という結果になった。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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芝野虎丸名人(24)が先輩の貫録を見せました。
敗れた関九段(22)、令和三羽烏にはあと一歩か・・・。

芝野名人は4/30に十段を失冠、4日後に本タイトルを奪取。
十段は伝統ある7大タイトルで62期、賞金:700万円。テイケイ杯俊英戦はまだ3回目で賞金:1,000万円。
名をとるか実をとるか、ムズなところで・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-05-07):打ちたくて打った手ではない

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求道者タイプと勝負師タイプ

2024-05-05 21:00:00 | プロ棋士

毎日新聞に「囲碁・将棋スペシャル」という連載記事があります。
4/28の記事は「奥田四段 長年の苦手意識を克服 背景にブレない夫」。

     ○ ● ○

奥田あや四段は「私は勝負師タイプだけど勝負弱い」と自己分析する。
昨年11月、河野臨九段と結婚した。奥田によれば、河野の碁への姿勢は全く逆だそうだ。
「彼は一番良い手を打つことにしか興味がないんです(求道者タイプ)。だから対戦相手に揺さぶられることがない。ある意味、最強のメンタルです。私は『勝ちたい』が一番のモチベーションだけれど、彼のそういう部分を取り入れることで、勝負弱さが少し緩和されるかもしれないと期待しています」
同12月、結婚式場に向かう車内で、河野は奥田に「この詰め碁どう?」と聞いてきた。
「私は式の段取りで頭がいっぱいなのに、泰然自若さにもほどがありますよね(笑い)」
   (毎日新聞より抜粋)

     ○ ● ○

「求道者タイプ」と「勝負師タイプ」、プロは両方の精神力が必要ですがある程度色分けされるでしょうね。
ザル碁党のレベルでは「勝ちたい根性」丸出しですが、「良い手を打つ」心構えも必要ですね。

それにしても、結婚式当日に詰碁の話とは・・・。河野九段、愛すべき棋士です。

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1年前の記事(2023-05-05):プロ棋士・四字熟語/三島響、呉柏毅

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十段戦第5局/井山、十段位奪取

2024-05-03 21:00:00 | プロ棋戦

第62期十段戦五番勝負第5局が4月30日(火)に東京都千代田区の 「日本棋院東京本院」」で打たれ、井山裕太王座が芝野虎丸十段に白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績3勝2敗、十段位奪取とした。
   (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

フルセットに持ち込みタイトル奪取した井山新十段(34)、後半での緩まない着手が勝利につながりました。
十段位失冠の芝野名人(24)、井山さんの厳しい踏み込みに怯んだか・・・。

本シリーズ5局はすべて白番勝ち、このところのタイトル戦では白番が優勢のようです。
これもAIの影響か・・・。

これで7大タイトルは一力3冠(棋聖、本因坊、天元)、芝野名人、井山3冠(王座、碁聖、十段)となりました。
1冠に沈んだ芝野さん、秋の名人戦が正念場です。

七大タイトル60期の井山さんは34歳、昭和では全盛期の年齢でしたね。

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1年前の記事(2023-05-03):上野愛咲美/女流名人・女流立葵杯

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群馬県高校囲碁選手権/2024

2024-05-01 21:00:00 | 囲碁群馬

男子・須永さん(四ツ葉)、女子・近藤さん(太田女)V
第48回全国高校囲碁選手権大会県大会が27、28の両日、富岡市の富岡実業高で開かれた。
県内8校の代表生徒が熱戦を繰り広げ、個人戦の男子は須永大智さん(伊勢崎・四ツ葉学園5年)が連覇し、女子は近藤杏さん(太田女子1年)が初優勝した。
持ち時間35分のリーグ戦で男子16人、女子7人が腕前を競った。男子の上位5人と女子の上位4人は今夏の全国高校選手権(東京都)や全国高校総合文化祭(岐阜県)に出場する。
団体戦は男子が前橋A、女子は太田女子が優勝し、全国高校選手権の出場権を得た。

◎個人戦成績
【男子】①須永大智(四ツ葉学園5年)②家上紘弥(前橋2年)③星野湊(同3年)倉持虹汰(伊勢崎工業2年)倉持奏汰(同)
【女子】①近藤杏(太田女子1年)②藍沢遥花(四ツ葉学園4年)③石岡まひろ(太田女子2年)④金井美幸(富岡3年)
   (上毛新聞より抜粋)

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昨年の参加者はは8校、24人(男子16人、女子8人)。今回は8校、23人(男子16人、女子7人)と横ばいの状況です。
将棋界に比べると注目度は及びませんが、小中高の若人に頑張ってほしいですね。

団体戦は男子2校3チーム(前橋A・B、四ツ葉)、女子2校(太田女、富岡)とこちらも横ばい。
囲碁人口低下の流れは止まりませんが、「継続が力となる」を信じて・・・。

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1年前の記事(2023-05-01):第2回テイケイ杯レジェンド戦/趙治勲、優勝

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