こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ネットワーク依存症 4・・・ ブログとランキング

2012年02月20日 | 電脳化社会
どこで読んだか失念してしまったが、ゲームというのは自分にとって『プラス』しか残らない。だから、ゲームにハマるのだと。
所詮ゲーム、勝ったら楽しい、負けたらリセット。記録は勝ちだけしか残らない。これまでの勝ちの記録だけが残っていれば、満足できる。負けるためにかけた時間などは終わってしまえば気にならない。

フェイスブックのいいところは、「いいね!」しかないところだという。
あそこに、「よくない」とか「不適切」なんてボタンがあって、5人くらいに「よくない」とか「不適切」なんて、ボタンを押されたら、めげてしまい、早晩誰もやらなくなる。
ブログにも似たような点がある。
記事のカテゴリー、内容、形式、字数などすべて自由。自分で思いついたことを書き連ねているだけ、世界は自分の考えられるところで完結できる。
コメントは客観性を維持する意味で大切だが、多くは、共感してくれるもの(=いいね)で、これに発展的な意見が混じる。たまに嫌なものももらうが、論陣を張ってきたものは無い(非難の嵐でブログやツイッターが炎上、なんていうのを時々聞くが、だいたいは炎上してしまった方が非常識なことを言っていることが多い。ネチケットというのか、ネット世界でも常識は大切だということ)。

結局、ネットワークの世界で受けているもののほとんどは、残るものが『プラス』だ。だから、多くの人がハマる。

さて、このブログにゲーム性を取り入れたのが”ランキング”だと思う。
はじめ、gooブログに”アクセス状況”とか”閲覧数”とか”訪問者数”はたまた”ランキング”などというのがあって、何のことかわからなかった。数年無視していたのだが、去年の6月『病理医は 暇? ひま? ヒマ?』という記事で、“にほんブログ村”と”人気ブログランキング”とにエントリーしてみた。
やってみると、理由はよくわからないが面白い。毎日、順位が変動して、ちょっとでも順位が上がると何となく気分がよく、下がるとがっかりする。
ボタンにも、「クリックよろしくお願いします」とか添え書きしている。
ひどい記事では、去年の8月31日の『Facebook, Twitter または Blog 情報発信は何のため?』などという、釣りというか、さもしいというか、そんなものまである。
その後、学会出張で、二度海外に行ったが、その時もブログが気になり、熱心に更新を続けた。

あの頃は、何も見えないようになってきていた様な気がする。
朝昼晩と順位を気にするようになってしまった。
ブログで生計を立てているのであれば、それはテレビの視聴率と一緒で死活問題だが、私は文章を読んでもらって生計を立てているプロのブロガーではない。

ああ、私はネットワークに依存しているのか?
恐ろしくなった。
ランキング、というものを意識するようになって半年。やっと気がついた。
このことに気がついてから、ネットワーク依存症のことを考えるようになって、新聞記事にも注意するようになった。

私自身がこのネットワーク依存症(とまではいえない状態であることを祈るが)を離脱するには、まずは、この゛ランキング゛から自由になることも大事なことだと思う。
さて、どうするか?

明日から、少しずつ、依存症からの離脱を試みてみたい。

こんきも、をやめるわけではありません。少なくとも、連続1,000日はコロ健個人としてな達成したいことですので、是非、今後ともおつき合い願います。

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