こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

見聞をひろめよう・・・要するに勉強しろということ

2012年02月14日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
来る4月に開催される第101回日本病理学会に満を持して出す演題。
準備を始めようと、まずは資料の論文読みからはじめた。

いきなり、がっくり。

結構なノイエス(新発見)だと思って出した演題だったのだが、不肖コロ健、浅はかだった。
抄録を書いた時に、主要なキーワードはひっかからず、しめしめと思っていたのだが。
関連するほとんどの事項はすでに知られていた。

知ってたというやつか。

まったく、我が人生で、いったい何個目の”ノイエス”だよ。
井の中の蛙、大海を知らず。

って、いくつになってもこれでは、ほとほとあきれるばかり。

そもそも、自分が思いついたようなことは、他人はずーっと前から思いついている。
人間の能力もチャンスもそれほど差はない。

人間、見聞をひろめないといけないわけだが、要するにつねに勉強していなくてはいけない、ということ。
目指す頂は、遠く遥かにある。
でも、私に残された時間はそれほどは無い。

それにしても、これと同じようなこと、去年の11月に書いている(『温故知新・・・古い文献をあたってみて』)。情けない。

落ち込んでばかりもいられない。針の穴ほどではあるが、ちょっとは人に知られていないこともある。
まずはそこを中心に・・・頑張ってみよう。

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